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探っていくと納得の理由がありました。「問題が山積み」なのを覚悟しました。。レトルトカレーの作り方は、加圧・加熱殺菌・冷却をするのですが、この方法は通常のカレーの味を再現するのも極めて難しく、ハンバーグにとって大事な食感が硬くなったりベチャッとしたり、肉汁が抜け出てしまったりしてしまうんです。ハンバーグとカレーを別々にしてしまった方がより簡単です。
ハンバーグを美味しく作る難易度は、「冷凍→チルド(冷蔵)→レトルト(常温) 」の順に難しくなります。一つのパウチにするからこそのレトルトカレーですから、挑戦するべき課題はたくさんありました。
特選松阪牛ハンバーグカレーを作るきっかけになったのは、「レトルトカレーの総本山」として名高いカレーランドの猪俣夫妻 との出会いでした。
「カレーを愛し、カレーに情熱を注ぎ、いち消費者として一つ一つのカレーとこだわりを持って多角的に向き合い、そこで得たノウハウやそれぞれのカレーの良さを自信を持ってお客様に伝える。」
そんなカレーの「プロ」のお二人なら弊社の求めるカレーを、特選松阪牛を、もっと高いレベルで生かせるんじゃないか。その気持ちにお二人は快く答えてくれました。
「想い描く一品を、逸品を一緒に作りましょう、みんながやらないことを敢えてやりましょう、挑戦しましょう!」そこから開発が始まりました。
素材にこだわり、レシピも極力繋ぎを使わないようこだわり、次はハンバーグをg数ごとに分けて焼き上がりの大きさの検証に入りました。カレーソースとの比率も考慮し、可能な限り満足感のある大きさに。
第一弾のサンプル試作は失敗から始まりました。
ハンバーグ工場にサンプル製作をお願いし、期待に胸を膨らませ出来上がりを待っているところに「失敗してしまいました…」の連絡が。
余計な材料(つなぎも含め)を極力減らし、最大限お肉の味を楽しんでいただくためにと考案したレシピの為、肉汁、脂共に予定を大幅に超えて抜けてしまったんです。真空にしてから加熱する調理方法や特選松阪牛を甘くみていたのも要因の一つでした。失敗してしまったものは仕方がないので、一旦それも試食してみました。
、、、美味しかったんです。確かに脂や肉汁の旨味が抜けてしまっているんですが、それでも美味しいんです。ハンバーグなのにお肉を食べているかのように肉肉しく、特選松阪牛を感じ取れました。失敗してこれだけ美味しいなら、完成したら、、、
第二弾はつなぎに更に改良を加えることにしました。必要最低限のつなぎにとどめつつも、肉汁を残すために試行錯誤を繰り返し。。。数日後、「今回はうまくいきました」の一言。形も綺麗で美味しそうなハンバーグで、期待しかありませんでした。
ですが期待に反して、柔らか過ぎると言いますか少しモニュモニュしていて、つなぎが多すぎるような、、、第一弾がとても肉肉しく特選松阪牛を感じ取れたというのもあり、柔らかさが逆に物足りなくなっていました。
再びつなぎを極限まで減らし、肉肉しいハンバーグを目指し、ミンチの大きさ、部位ごとの割合を何パターンも変えては試してを何十パターンも繰り返し、ついにカレーランドも認める「柔らかく肉肉しく満足感のあるハンバーグ」が完成しました。
「特選松阪牛カレー」「特選松阪牛ハンバーグカレー」をご家庭で、しかも1度に2種類楽しめるようセットになりました。また、結婚や出産などのお祝いやお返し(内祝い)、お中元、お歳暮など贈り物としても喜ばれるギフト箱になっています。
白を基調にマットな質感で、様々な場面でご利用可能なシンプルかつ上