“子どもの育ち”を支える外遊び場「プレーパーク」の開催を、今こそ続けたい!

“子どもの育ち”を支える外遊び場「プレーパーク」の開催を、今こそ続けたい!
東京・練馬区で18年続く『光が丘プレーパーク』が大ピンチ!コロナ禍の影響で自治体からの補助金が大幅に減ったため、週2回開催を継続できないことに!だから、子どもの育ちのために、“まち”の大人たちが、お金・力・知恵を出し合い、持続可能な運営を目指す「みんなでつくる!プレーパーク」プロジェクトを始めます!

。そして、こうした子ども主体の経験は、積み重なり、子どもの力となります。
これらの力は「生きる力」、「基礎的・汎用的能力」、「社会情動的スキル」、「非認知能力」と呼ばれていますが、私たちは、これらの力を「未来を創る力」だと考えています。「未来を創る力」とは、自分や身近な人が、自分が暮らす“まち”や日本社会が、そして世界や地球が、希望に溢れる未来を描き、実現していくために必要な力です。情報化やグローバル化、AI・IoTの技術発展等がどんどん進み、また、新型コロナウイルス感染拡大により、社会構造や人の暮らしのあり方が大きく変わっていくこの時代。「未来を創る力」は、こうした、未知で予測困難な変化が起きる時代に求められる力だと考えています。

「プレーリーダー」とは、プレーパークにいつもいる専門職のスタッフです。
子どもの心理や発達、遊びに関する理解を高め、子どもたちが、より自由に遊び、そして育つための環境(遊び場)づくりをしています。つねに変化し続ける遊び場の状況に応じて注意を払いながら、安全管理や危機管理することはもちろん、道具や遊びスペースの配置を考えたり、遊びに来ている子どもや大人が楽しく過ごせるように関係づくりをしたり、時には一緒に遊んだりもします。また、ケガの応急処置や思わぬトラブルにも対応し、必要とあれば“まち”の人たちとプレーパークの窓口にもなっています。
子どもたちと一緒に遊ぶだけでない、多岐にわたる役割を担っており、「子ども主体の外あそび」を大切にするプレーパークにとってなくてはならない存在です。
『光が丘プレーパーク』の開催時にはいつも、常勤プレーリーダーが1人と、非常勤プレーリーダーが2~3人います。

●●● これまでのプレーパーク運営とプロジェクトの背景●●●

PLAYTANKは2003年にプレーパークの活動を始め、そこから数年は市民活動として、子育て中の主婦たちがボランティアで仕事を分担しながら開催していました。しかし、プレーパークを開催するにあたり必要な仕事量は多く、多岐に渡るため、ボランティアがやり続けられるものではありませんでした(仕事の例:公園の使用許可申請、開催案内のチラシ作成・配布、地域の小学校等との連絡調整、プレーリーダーの募集、関係者との連絡調整、会計処理、労務手続き等)。また、専門職のプレーリーダーには、なるための資格がなく、そもそも日本では専門職として広く知られていないため、プレーリーダーの育成を自分たちで行うことが必要でした。しかしこれも、主婦たちのボランティア活動にはハードルが高いことでした。
そこで、2011年にはNPO法人となり、自治体に申請して補助金をもらい、事務スタッフを有償化しました。また、自治体からの補助金はあくまでも運営資金の一部補填であったため、足りない資金(主に、非常勤プレーリーダーの謝礼金と遊び道具類の消耗品費)を一般助成金を申請して集め、活動を続けました。
こうして2015年にはプレーパークの活動が軌道にのり、「持続可能な運営のカタチ」ができた、と思っていたのですが・・・
今年2021年、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、自治体からの補助金と一般助成金の支給額が減ることが決まりました。そして、長引く感染拡大と自治体の財政状況を鑑みると、今後もすぐに補助金の支給額が増えることは期待できないと覚悟しています。
だから、私たちはこの「みんなでつくる!プレーパーク」プロジェクトを立ち上げました。
●●● 「みんなでつくる!プレーパーク」プロジェクトで実現したいこと●●●