(2)プレーパークで育つ「未来を創る力」って、どんなチカラ?
(3)「プレーリーダー」って、どんな人?
(4)「みんなでつくる!プレーパーク」プロジェクトって、なに?
(5)今回のクラウドファンディングについて
(6)常勤プレーリーダー「あきちゃ」からのメッセージ
(7)プレーパーク参加者の声
●●●はじまりは18年前、誰でも無料で遊べる外遊び場●●●
小学生の我が子が放課後の公園でブランコに並んで座りゲームをしている姿をみた主婦たちが、2003年にボランティアで始めた遊び場です。現在はNPO法人化し、練馬区の補助事業として運営しています。
会場は、広くて自然豊かな『都立光が丘公園(東京都・練馬区)』の一角で、開催時間中はいつ来ていつ帰ってもよく、お金も掛かりません。
新型コロナウイルス感染症が拡大してからは、受付けでの検温・消毒やマスクの着用、エリア内での飲食禁止、遊び道具類の消毒等できる限りの対策を取りながら、開催を続けています。
昨年度の参加者数はおおよそ、年間延べ9,200人、多い日には1日260人、雨の日を除いた1日の平均115人でした。今年の4月・5月は緊急事態宣言が出ている中での開催のため、小学校等へのお知らせを配布していないにも関わらず1日平均150人の参加がありました。
●●● 大切にするのは「子ども主体の外あそび」●●●
プレーパークでは、大人が決めた遊びプログラムをやらせたり、子どもが失敗しないように指導したり、危なそうという理由で無闇に禁止したりしません。子ども一人ひとりが自分の意志を尊重され、自分で意思決定し、行動していく「子ども主体の外あそび」であることを大切にしています。そのために、場のつくり方や大人の関わり方に配慮しており、大人みんなで子どもたちを温かく見守っています。
プレーパークでは、自由に使える道具類(バケツ、スコップ、ロープ、布、木工工作道具等)を揃え、土や水、木、葉っぱ、どんぐり等身近にある自然素材も使って遊んでいます。例えば泥んこ遊びや穴掘り、木登り、落ち葉集め、坂道滑り、水遊び、葉や実を使ったクラフト工作、木工作、虫や生きもの探しです。
道具と自然があり、そして、「子どもの主体の外あそび」を大切にする大人がいる安心して遊べる環境があれば、子どもたちは「やりたい!」ことに挑戦し、のびのびと遊びながら「豊かな体験」を積み重ねていきます。
●●● “まち”の人がつながるきっかけに●●●
オープンな場所で開催しているプレーパークには、子どもとその保護者以外にも、“まち”に暮らす世代も属性も様々な大人たちが気軽に立ち寄ってくれます。子どもたちと話したり、時には一緒に遊んだりすることも日常的です。「明日は○○○するからね!」、「次は○○○しようね!」と、子どもはもちろん、大人もワクワクした顔で帰っていきます。通りすがりの人でも誰でも自由に来られるプレーパークは、“まち”の人をつなげる力を秘めています。
私たちPLAYTANKは、子どもが主体的に遊ぶことのできるプレーパークで、子どもたちに「未来を創る力」の土台が育つことを願っています。
子どもは、遊びながら興味・関心の幅を広げ、「もっとやりたい!」と探求心や意欲が高まったり、「やってみよう!」と心が動いたり、すこし難しいことに挑戦しようという気持ちが芽生えたりします。また、転んで痛かった、友だちとケンカした等の失敗・トラブル・葛藤の経験は、次は転ばないように工夫したり試したりする経験や、自分と相手の気持ちを知ったり問題を解決していく経験となります