“子どもの育ち”を支える外遊び場「プレーパーク」の開催を、今こそ続けたい!

“子どもの育ち”を支える外遊び場「プレーパーク」の開催を、今こそ続けたい!
東京・練馬区で18年続く『光が丘プレーパーク』が大ピンチ!コロナ禍の影響で自治体からの補助金が大幅に減ったため、週2回開催を継続できないことに!だから、子どもの育ちのために、“まち”の大人たちが、お金・力・知恵を出し合い、持続可能な運営を目指す「みんなでつくる!プレーパーク」プロジェクトを始めます!

このページをご覧くださりありがとうございます。NPO法人PLAYTANK(プレイタンク)です。

みなさんは、『子どもの権利条約』をご存知ですか?
『子どもの権利条約』とは、子どもの基本的人権を国際的に保障するための条約で、1989年に国連で採択されました。この条約は大きくわけて4つの権利「生きる権利」、「育つ権利」、「守られる権利」、「参加する権利」を守るように定めています。そして、条例の第31条には「育つ権利」として「休み、遊ぶ権利」が記されており、子どもが体や心を休めたり、ゆとりを持って年齢にあった遊びをしたりすることは、「子どもの権利」であると示しています。つまり、子どもが「遊ぶ」ことを、国や大人が保障しなければならないということです。

私たちPLAYTANKは、子どもが主体的に遊びながら豊かな体験を積み重ねることを通して、「未来を創る力」の土台が育つことを願い、18年間、東京・練馬区の住宅街にある自然豊かな都市公園で「プレーパーク」を開催してきました。プレーパークは、すべての子どもが遊ぶ機会を平等に持てるように、参加費は無料としています。

そんな私たちは今、コロナ禍での「子どもの育ち」を心配しています。感染拡大予防対策の外出自粛・3密防止により、遊ぶ場所や遊び方が制限され、子どもたちが家でゲームやYouTubeをして過ごす時間が増えています。また、悪化する不況で広がる所得格差により、子どものレジャーや習い事のような有料の体験に格差が生まれています。新型コロナウイルス感染拡大が、子どもの「育つ権利」を阻害しているのです。だから、私たちはこれまで以上に強く、プレーパークを開催し続ける意義と必要性を感じています。

しかし、開催19年目を迎える今年、新型コロナウイルス感染拡大による影響で、主な運営資金である自治体からの補助金額が大幅に減ってしまい、プレーパークの「週2回開催(毎週土・日)」を継続ことが難しくなりました。また、長引く感染拡大と自治体の財政状況を鑑みると、今後もすぐに補助金の支給額が増えることは期待できないと考えています。なぜなら、「育つ権利」よりも、まずは子どもの命が守られる「生きる権利」を保障することが先決だと思うからです。
だからこそ、子どもの「遊ぶ権利」を守る場所「プレーパーク」は、子どもが暮らす”まち”の大人たちで守っていかなければならないと、私たちは考えています。

そこで、私たちPLAYTANKは、“まち”の子どもたちのために、大人たちが「お金」、「力」、「知恵」を出し合い、プレーパークを継続的に開催すること、つまり、持続可能な運営を目指す、題して「みんなでつくる!プレーパーク」プロジェクトを始めることにしました。今回のクラウドファンディングは、このプロジェクトの最初の1歩です。

「ひとりの子どもを育てるには村中みんなの知恵と力が必要だ。」というアフリカの古い諺があります。この諺のように、かつての日本の子どもたちも、親だけでなく“まち”の様々な大人たちに見守られ、手と目と声をかけてもらいながら育っていたはずです。

私たちはこのプロジェクトを通して、私たちの想いに共感してくださり、一緒に子どもの育ちを支えていく大人が増えることを願っています。

ご支援・ご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

*引用・参照:ユニセフ「子どもの権利条約」(外部リンク)
https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_rig.html

(1)『光が丘プレーパーク』って、どんなところ?