参加してきたフォーラムや講演会などで気づかされました。
子ども達の気持ちを伝えたり、元気になってく姿が見えないのに何も変わるはずがありません。とにかくこの活動で考えるきっかけ、何かを伝え、変えるきっかけになればという思いもあります。
もし奄美にフリースクールが出来たなら・・・と想像してみると私はワクワクしてきます。何故なら今までお話を聞いてきたどのフリースクール、オルタナティブスクールも子どもの気持ちを大切に、大人も子どもも楽しそうに活動しているからです。きっと奄美でも奄美らしい素敵なフリースクール活動が出来るのではないだろうか、と思います。
*大きなガジュマルの上にツリーハウスを作ってみたい!
《フリースクールってどんなところ?》
ところで、フリースクールってどんな場所でしょう???
日本にも各地にありますが、多くは不登校だったり学校に行くのがつらい時に利用されている日中の居場所です。海外ではたくさんある学びの場の一つとして様々なスクールがあるようです。
私が実際に見学に伺ったフリースクールで目にした子ども達は「子ども中心の活動」を通して元気に、時には穏やかに過ごしていました。いろんな学年の子がそれぞれ好きなように自由に過ごしていたのが印象的です。一人で過ごしていたり、みんなで活動していたり、やっていることも本当に様々です。
他にもフォーラムや講演会等でたくさんのスクールのお話をお聞きしましたが、私が一番興味深いと感じたのは子どものやりたい気持ちを尊重し子ども達が話し合うミーティングという活動です。多数決ではなく納得解にたどり着くまで話し合う(何日もかかる時もある)こととか、ルールを自分たちで決め、守れなかった時も自分達で解決する。子ども達がスタッフの採用や運営にも関わるというスクールもありました。
これを初めて聞いた頃に「・・・本当に出来るんですか?」とたずねてしまい、そのスタッフさんに戸惑った顔をされたこともありました。今ではその面白さや良さがよく分かります。
また大人は教え指導するのではなくサポート役といった運営の仕方にもとても興味を惹かれました。子どもを中心した活動を守るために研鑚し合うスタッフさん達を見て、そこにもまた子ども達が元気になっていくヒントがあると感じたのです。
自身の経験から不登校の対応で重要なことの中に「休むこと(自分と向き合う時間を持つ)」「選択出来ること(自己決定)」があると感じています。しかしこれらは子ども自身が安心だと感じられる場所でないと発揮することは難しいです。
「学校復帰」の眼差しが残る場、大人が主導してしまう場ではどうしても子どもに忖度させてしまうことが多いのではないでしょうか・・・
そうしたなかで、子どもの気もちが守られる手段の一つに「フリースクール」があるのではないかと考えます。そうした環境下で子どもたちが笑って過ごしている地域もあるのです。奄美の子ども達にも同じように笑顔で居られる場所が必要です。
《課題と感じているところ》
しかし、必要と感じられているにもかかわらず、公立学校と比べてフリースクールのような民間施設は全く数が足りていませんし、現状こうした居場所そのものを維持するための補助金や助成金などもあまりありません。そこを利用する利用料や送迎、そうしたものは各ご家庭が負担するしかないのです。
(学校では生徒一人につき約7万/月ほどが税金により支えられています。けれども何らかの理由で通えなくなってしまっても子ども・家庭へ戻ることはありません。義務教育は本来なら無償とい