従事者がいます。ずっと耐えて頑張っている姿を見ると涙が出そうになります。去年よりもずっと酷くなっている状況で、自分たちも厳しいけれどもやっぱり商売はしない方がいいんじゃないか、、と迷っていた私たちの背中を『守るべきことは守って、今自分たちができることを少しずつでも始めることが大切だよ』と、そっと押してくれたのも彼(彼女)たちでした。
今本当に世界的に大変で不安な状況で、見通しが立ちません。ちょっとした言葉や対応が人の非難の的になり、我先にとさまざまなモノを奪い合う、、少しの思いやりや優しさを持ちにくい、そんな心になっている様に思います。
私たちに力はありませんが、この平安神宮で、少しでも来場下さる皆様と想いを交わし「心と世界の平安に思いをよせて」このイベントを行っていくつもりです。
▶ 古書まつりの会場となる平安神宮の境内
▶ 高さ24m、幅18mにもおよぶ平安神宮大鳥居
文化庁にも思いをぶつけてみた!
平安神宮のご協力を得ることができた今、このイベントの意義、熱い思いをメールにのせ、文化庁に協力をお願いしたところ、なんとご協力いただけるとのこと!
正直、色んなところを回されて、あれこれと言われて断られると思っていました^^
しかし実際は、何度も何度も相談に乗って下さり、アドバイスを頂き、「無事に開催されて、平安を手に入れる事ができる即売会になりますよう、祈念しています」と温かい言葉も頂きました。
全力の思いは通じる。新たな学びでした。
全国からお宝を集めたい!
実は古本まつり、全国から集まることは「ほとんど」ありません・・・
それもそうです。イベント会場へ各お店は何往復もして重たい本を持ち込みます。遠くなれば遠くなるほど出店は大変になります。運送費もばかになりません・・・
でも、できないことをやりたい!
他県のお宝を京都に集めたい!
よし!
熱い思いをメールにしたためよう!
東は石川県、西は岡山県から古本が集まる前代未聞のイベントへ!
共感してくれた古書店の店主たちが続々と賛同してくれました。
こんなに色々な地域から集結するのは、おそらく初めて
各都道府県での古書イベント・即売会は定期的に開催されていましたが、
これだけ多種多様な店舗が集まるのは、記憶にありません。
やはり、各地にあるお宝を目にできる機会へと、スケールアップしたいと思います。
平安神宮に集う!18人のおっさんたち!【閲覧注意】
参加各店からは、この度の古本まつりにかける想いや、皆様に伝えたいメッセージが届いています。それを紹介します。ありのままの店主をご紹介していますので、少々クセの強い画像もございます。何卒ご了承くださいませ。
【まじめに】プロジェクトを立ち上げた背景と「知っていただきたい現実」
正直なところ、店頭販売だけでは厳しい商売です。
古書店の多くは、年々売り上げが減少しており、苦境に立たされています。
そんな中でも、各地で開催される古書イベントや即売会で「本がないと寂しいと感じる方々」「目利きの鋭いおじいさん」「海外から日本の古書に興味をもった留学生」「古書研究の学者」「自らのコレクションを充実させるために労力を厭わない強者」など、コアなファンが集まる機会で、なんとかやりくりをしていました。
が、
新型コロナウイルスの影響でそんな貴重な機会も奪われ、仕入れたお宝や、お眼鏡にかなうアイテムをご紹介する機会が失われてしまいました。今年だけでも、四天王寺の古本まつり、中之島まつり、みやこめっせ大古本即売会など全て中止となり