初、福島県産のフルーツを仕入れて売る予定でした。
しかしある時、ひょんに出会ったおじいちゃんにこんなことを言われました。
『お前は〇〇〇をばらまくのか?』
※すいません。悩みましたが、誤解を招く恐れがありますので、〇内は伏せさせていただきます
そのとき、ハッとしました。
当然そのおじいちゃんに悪気はないと思います。
その言葉の裏返しは『お前が取り扱うフルーツは信用できない』
私自身はそのように解釈しました。
まずは新潟のフルーツをしっかりと取り扱えるようにし、信用を得なくてはいけない。
『新潟のフルーツに本気で向き合おう』
福島のフルーツはその後でも遅くはない!!
こうして遠回りかもしれませんが、福島のフルーツ → 新潟のフルーツへと舵を切りました。
フルーツ版UberEatsのサービス開始
コロナウイルスが一つ大きなポイントでした。
ちょうど起業した3月に新型コロナウイルスが流行り出しました。
当初フルーツ専門店をオープンさせようとしましたが、今の状況で店舗をオープンしても経営に苦しむと判断し、何か違うサービスをしなければと思いついたのが
お客様からの注文を受け、『農家さんがその日に収穫したフルーツをその日のうちにお届けする!』
という内容のサービスです。
想い ~様々な農家さんと出会って~
起業する前は約10年間電気業界にいました。
(電験3種・電気工事士第一種の資格を持っております。電気のプロなんです。しれっとアピールです)
福島県というフルーツが身近にある環境や、両親がフルーツ好きということもあり、幼少期からフルーツは身近にありました。
福島県の旬のフルーツや飯舘村産アワビも良くたべていました!
飯舘村のアケビ(2020年10月撮影)
私自身フルーツがとても大好きだったため小さいときから学習をしていましたが、農作業についてはほとんど素人でした。そんなお粗末な状態で起業したのです。
仕入先の情報は全くなく0から飛び込みで一軒一軒取引農家さんを開拓していきました。
当然、門前払いも多く経験しました。
事実、あまりにも辛くて、途中で辞めてしまおうかと何度も何度も思いましたが『福島のため』と思い堪えてきました。
しかし、捨てる神あれば、拾う神あり。
何件も交渉しているうちに、私を受け入れてくれる農家さんが現れました。
起業して全く信用もない私のサービスに賛同して取引してくださった農家さんに対して心から感謝しています。
全ては6月の『さくらんぼ』から始めりました
『さくらんぼ』 天野さくらんぼ園 天野さまと
≪メディアにも取り上げていただきました≫
8・9月
『シャインマスカット・巨峰』 越乃又蔵ぶどう園 小林師匠と
≪メディアにも取り上げていただきました≫
12月 『ル・レクチェ』 窪田梨果園 小熊さまと
4月『越後姫』諸橋弥次郎農園さまと
御紹介した農家さんに共通して言えることは、『農業に圧倒的な情熱を持ち、果物に対しても、関わる人に対しても温かく接している』ことです。その中で私は
良い人柄=いい果物を栽培できる
という、方程式を導き出しました。
(人間がフルーツを栽培するのだから当然と言えば当然ですが、関わるうちにそのことを肌感覚で再確認いたしました)
しかし…新潟のフルーツってあまり知られていない???
新潟=米どころ
このイメージは皆さんお持ちだと思います。
しかし、新潟=フルーツは意外と知られていません。
そのことを確かめるべく、Twitterで調査※を行いましたが