福岡発!九州の野菜果物をたっぷり使った冷凍スムージーで食や農の現状を伝えたい!

福岡発!九州の野菜果物をたっぷり使った冷凍スムージーで食や農の現状を伝えたい!
冷凍クラフトスムージー「CHISO-馳走-」は九州の農家さんが有機栽培や無農薬/減農薬で育てたものを新鮮な状態で瞬間冷凍。無添加、無着色は当たり前に簡単にご自宅でスムージーが作れるように一つ一つパッケージしました。スムージーを通して、食や農の現状を伝えるためにクラウドファンディングに挑戦します。

カスタマイズもでき、足りない栄養はトッピングや割る水分で補うことも出来ます。

そして、この「無限の可能性」を持つ冷凍スムージーを通販するだけではなくて、「食」という身近な日常のテーマと共に情報を発信することで、視点を変えて様々なパートナーと連携を組め、持続的に経済を循環させ、利益と社会貢献を両立させることが出来る、というビジョンが浮かんできました。

冷凍スムージーとの出会いと気付きのおかげで私達がうっすら気づきながらも、なかなか一歩を踏み出せていなかった「少し先の未来」への切符を見つけることが出来たのです。
集まった仲間

チーム CHISO-馳走-(左から矢野君、木下、大島、典子さん)

冷凍スムージービジネスをベースに、九州という土地の利点や自分たちが今まで行動し培ってきた事を活かせる方法を考え抜きました。ビジネスとして成り立たせるためにはその道のプロを仲間に入れようと、独立支援などを得意とする矢野くんを仲間に迎え入れ、そして、このプロジェクトの発端となった共同代表の大島が「遠く離れても健康で幸せにしたい」と願っていた彼の妻である典子さんにも声を掛けました。「仕事をしながらワンオペでアレルギー持ちの三姉妹を育てる忙しい母」である彼女の目線や同じような悩みを持つ母親の代表として加わってもらいたいという思いからでした。大島夫婦の子供たちは、大人にはない気付きをもらえる私達のチームにとって大事な存在です。

仲間たちが集まり、私たちの冷凍クラフトスムージーブランドの名前を「CHISO-馳走-」と名付けました。
フードハントツアーでの気づき

冷凍スムージーのレシピを開発する第一歩として、まずは「食」を取り巻く現状を知り勉強する事が必要だと考えました。食の仕事をしている友人の力を借り、九州一円の面白い取り組みをしている農家さんやその野菜や果物を扱うアイス工房、直売所、八百屋、レストランをフードハントツアーと称して伺いました。

「フードハントツアー」より

おいしく安心安全な野菜や果物でスムージーを作りたいと思いスタートした農家さん選びでしたが、実際にお話を聞きにいくと、今まで自分たちが知っているようで知らなかった事実を目の当たりにしました。

一番衝撃を受けたのは、時間と手間をかけ有機栽培で作っているにも関わらず、安くないと売れないので農薬や化成肥料を使い大量生産された野菜と同じような値段で販売しているケースが多かったことです。時間と手間の割に稼げず、継続的に取り組みにくいため有機栽培の流通量は少なくなってしまいます。このままでは都市部で有機栽培の野菜価格が高騰し、所得の高い限られた人のみが安心安全なものを手に入れ健康的な食事やライフスタイルを送れるという望まない社会になってしまいます。

また、農家さん自身でブランディングをして栽培方法にこだわり、高価格の取引が出来る品種を育て、価格設定、販路開拓までされているお手本のような方もいらっしゃいましたが、ほとんどの農家さんが作ることが精一杯で手が回らないということでした。

「農」の現実を目の当たりにしながら、行く先々の町で「光」のような存在にも出会いました。恵まれた自然の中で育った野菜・果物と農家さん達に魅了され、農家さんと直接取引し、適正な価格で発信や買い支えに取り組んでいる方達です。
地域の直売所や八百屋、農家さんの想いを美味しく伝えるレストランがある事は、地元の食文化と農を支え、観光資源としても日常使いとしてもとても喜ばれていて、感銘をうけました。

「大切な人を健康にしたい」という願い。