ご挨拶
はじめまして、若宮悠佑です。
かれこれ10年近く東京都港区でパーソナルトレーナーをやってきました。
みんなからは「ワカミー」って呼ばれています。
このたび、新たな体験を提供するパーソナルジム「Seven Days」のオープンを予定しています。
まずは、なぜプロジェクトを立ち上げたのか話をさせてください。
■ パーソナルトレーニング業界への危機感
意外かもしれませんが、パーソナルトレーニング業界は、コロナの影響を大きく受けることもなく、堅調に拡大しています。大手のスポーツジムは苦戦しているようですが、都心の小規模なパーソナルジムは私が知る限り、客数がさほど減るわけでもなく「微増」というのが肌感覚です。こんな社会情勢でも(だからこそか)、男性女性、年齢を問わず、美しく生きる、健康に生きることへの根強い関心の高さを実感しています。
ただ、だからと言ってこの業界が安泰かというと全くそうは考えておりません。
私のお客さまで、都内のパーソナルジムを30店以上は体験してみたという珍しい人(?)がいます。そんな様々なジムを体験した方が、なぜわざわざ自分のところでトレーニングを受けてくれているのか? 恐る恐る聞いてみたのですが、
「まぁ、昔からの付き合いだし、近いから」
が答えです。
ちょっと、いや、というか、かなりショックでした。
10年近くトレーナーの活動をしてきて、順調にお客さんの数も増え、それなりに経験も知識も自信はもっています。奇をてらったトレーニングメニューではありませんが、正統派、王道のトレーナーとして「自分ならでは」の価値を提供できているはずだと。。。
ただ「近いから良い」ではコンビニと同じではないか・・・
しかし、よく考えれば「姿勢を改善し、正しいフォームで筋トレをして、食事は高タンパク、低糖質を心がけましょう」なんて、もはやノウハウでもなんでもなくYoutubeでも、CMでも、常識のように語られています。食事制限を短期間で行えば、体重が減ることを知らない人はおそらく誰もいません。「経験と知識豊富なトレーナーがあなたに最適なトレーニングを‥」なんてもはやパーソナルトレーナーなら当然のことです。10年の経験や知識も、それだけではお客様に価値あるトレーニング体験が提供できるなんて幻想なのだと。。。
コンビニの冷凍食品がとても美味しく、無印の化粧品がとても優れているのと同じで、このままでは、業界全体のコモディティ化(同質化)は進み、この先「近いか、安いか」だけの競走になってしまうのではないか(いや既になっているのかも)、、トレーナーが自分勝手に質が高いと思い込んでいるトレーニングだけでは生き残れるわけがないと危機感を感じています。
そして何より、そんなどこで受けてもたいして違いのないトレーニングを、お客さんが楽しいと感じてもらえるわけがない。
長くなってしまいましたが、
これが今回「新しいコンセプト」でパーソナルジムをオープンしようと決意した想いです。
■ 「Seven Days」が目指す新しい体験/コンセプトとは?
スマートフォンのカメラロール、カメラアプリに残る自分の写真、映像をみた時、自分のカラダにハッとした経験はないでしょうか? 過去の自分、友達と一緒に映る自分、小顔になる角度で撮影したはずの自分、フィルターで盛ったはずの自分、、、などなど。鏡に映る自分を見る時と同じように、体重、体脂肪といった数字よりも先に、直感的に、映像、写真に残る自分の姿から「もっとかっこよく、もっと理想に‥」という欲求