不織布マスク装着時に出来る隙間を無くしエアロゾルや花粉の吸い込み吐き出しを低減!

不織布マスク装着時に出来る隙間を無くしエアロゾルや花粉の吸い込み吐き出しを低減!
飛沫感染の一因であるエアロゾル。その吸込み・吐出し共に低減させる効果が高い不織布マスクですが、それは正しく装着してこそ。残念ながら驚く程、そうしている人は少ない現実があります。不織布マスクの正しい装着形態を保持できる器具を開発しました。金型を起こして量産し、多くの人に届けたいと考えております。

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 この画像で左に示される不織布マスクは、飛沫の通り抜けは非常に少ないものの、鼻の横の隙間からの漏れ出し(黄色)は、他の素材の場合よりも多く見えます。つまり不織布マスクはキチンと顔に密着させて着けていないと、他の素材のマスクよりも、このスキマからエアロゾルが行き来してしまう可能性が高いと言う事です。同じ画像で赤いところは飛沫等がマスク内に留まったことを示していますが、これは一番不織布マスクが優れていますので、総合的に見て推奨されるのはやはり不織布マスクである、と言う事になります。
 これらのことから不織布マスクを使用する際肝心なのは、鼻の両横に出来るスキマを小さくする、と言う事だと分かります。その為に、ノーズフィッター等が不織布マスクには付いています。
 しかし、ノーズフィッターを上手く折って正しく装着していても、真っ直ぐなプラスチックを曲げていることも有って時間が経つにつれ形状が緩んできますので隙間が大きくなり、このままにしておくと不織布マスクの効果は薄れると思われます。

 マスク不足が解消されたとはいえ、正しくない・推奨されない=効果の低い使い方をされているのを日々見るにつけ、モノづくりに関わる者として「何とかしたい!」と感じていました。
 不織布に限らず「マスクの過信は禁物である」と専門家は言いますが、同時に「不織布マスクを正しく装着している人同士であれば、両者間での飛沫感染は殆ど無い」とも言います。
 私はモノ創りに関わる人間として、この課題に対し、まさしく《モノ》で解決に貢献できると考え、プロジェクトに挑戦しようと考えました。

 私には元々花粉症があり、コロナ禍以前より、春先から2カ月くらいは日常的に不織布マスクを使用する習慣がありました。 花粉症対策で不織布マスクを常用するようになって気付いたのは、ノーズフィッターをちゃんと機能させて隙間を減らすと『症状がまし(私の場合クシャミが減りました)』と言う事でした。メーカーによってはきちんと折っても顔に密着させにくい場合があり、そうした時は明らかに「花粉を吸いこんでる」事が実感され、つまりはクシャミが良く出ました。
 多分、花粉症の方の多くは共感頂けると思います。
 不織布マスクの鼻が当たるところを山折りに、その両横を谷折りにして装着すると、確かに少し息苦しいのですが、これはキチンとフィルターを通して呼吸している、と言う事の証拠でもあると思います。 そしてコロナ禍。
 感染の大きな要因がエアロゾルであると言う事を頻繁に目にするようになり「これまで花粉症に悩んでいなかった人達も、ようやくノーズフィッターを機能させて不織布マスクを装着するだろう」と私は思ったのですが、実際にはそうなっていません。そうすることがエアロゾルの吸い込み吐き出しを効果的に減らす、と、専門家たちが呼びかけても、そうなっていません。
 それに気づいた私は2020年4月頃より、本業の合間を縫って自社の3Dプリンタを使い試作を始め、これまで100に近い試行錯誤を繰り返してきました。 創っては自分で試し、改良点を設計し直してまた試作、と言う事を経て、多くの人に使ってもらえる製品としての水準を満たすと思えるモノにする事が出来ました。 先日、特許出願《特願2021‐041468》 も済ませましたので、本格的に事業展開を進める準備は整いつつありますが、小さな会社で資金的に余裕がない・・・あとは皆様の一押し!を頂ければと言う状態です。
資金の使い道は

①安価に量産する為の金型製