観賞に特化した円形の焚き火台、美しい絵のシルエットと燃える炎を見つめて癒されたい

観賞に特化した円形の焚き火台、美しい絵のシルエットと燃える炎を見つめて癒されたい
炎に浮かび上がる美しい絵のシルエットを見つめて、日常から離れ癒しを体験できる鑑賞用焚き火台製作にチャレンジしました。ユニークな円形です。シルエットは、ペガサス・鹿・海賊・忍者・妖精の5種類。付け替えができるので、気分で好きなデザインにチェンジ!シンプルな構造で組み立てが簡単な設計です。

トムをサイドの差し込み口へ

2枚目のサイドにもボトムを通し、両サイドをPストッパーで固定します。Pストッパーで固定

サイドのスリットにプレートを差し込みます。プレートをスリットに差し込む

もう1枚のプレートも差し込み完成です。もう1枚のプレートを差し込み完成

「APOLLO21」は鉄製です。
初めは加工しやすく錆びにくいステンレスが候補でしたが、熱による歪みが大きいため、比較して歪みの少ない鉄を使うことにしました。

下の写真のような黒皮鉄という素材を使用しています。
黒皮というのは、鉄材がつくられる際にできる酸化膜のことです。
下の写真のように、青や紫の色ムラが発生します。
この素朴な風合いが好まれて、インテリア等に利用されることも多いそうです。
「APOLLO21」の焚火台は、オモテ面は真っ黒な耐熱塗料を施しますが、ウラ面はこのような材質を残した状態となります。

黒皮鉄はこんな風合いの素材です

ひとしきり火を楽しんで一段落した後・・・・、薪が無くなってしまった時・・・、でももう少し灯りの近くでまったりしたい・・・。
そんな時に、この焚火台を即席のランプに変身させてみましょう。焚火台がランプに変身

やり方は簡単です。
紙や布(タオルなど)とそれを留めるためのセロテープや洗濯バサミ、懐中電灯等のライトを用意します。
デザインプレートの裏に紙や布を固定します。
この写真では、模造紙をセロテープで貼って固定しています。
紙を貼ったデザインプレートとライト

そして、裏からライトを照らします。
これは、磁石でくっつくライトをバックプレートに3つ付けています。
バックプレートにライトつけています

こちらは、大きめの懐中電灯を点灯した様子です。
懐中電灯でどちらも綺麗に模様が浮かび上がりました。

裏の紙は、細かく気にせずおおざっぱでも円を覆うことができればOKですよ。
ざっくりと切ってガムテープで貼り付けてみました・・・
模造紙をざくざく切ってガムテープで貼りました

裏がおおざっぱでも、ライトを照らせば表はバッチリです(^^) /
ライティングした妖精のプレートもっと手軽にタオルでも試してみました。
アウトドアで大きな紙は無いかもしれませんが、タオルならたいてい持っていそうですよね。
写真は、緑のタオルと白のタオルの2枚を洗濯バサミやクリップで留めています。
ライトの光がしっかりと通りました。
タオルを留めてライティングした例

即席でランプとして使える方法のご紹介でした。
焚き火後に行う場合は、焚火台がしっかりと冷えた後にお試しください。

「癒される、ワクワクした気持ちになれるデザイン的な焚火台を作ろうよ」
そんなふうにスタートしたのですが、当初は「肉を焼くにはどこに鉄板を置こうか?」「お湯も沸かしたい人いるはずだから五徳があったらいいかな」等、調理関連の便利機能は必須と思い込んで進めていました。
でも、いろいろ便利にしようとすると、「見て楽しむ」という目的の妨げになるような形態になっていってしまいました。
煮詰まったある時メンバーの中から、
肉を焼くのをやめよう!(*´Д`)
との声が。
調理が必須と思わなくてイイ!、と吹っ切ることができ、鑑賞に特化していくことができました。

※お肉を焼く機能は追及していませんが、鉄板や網を置いたり、アルミホイルに包んだり、工夫すれば焼けますヨ。

模様をデザインするにあたり、初期段階ではキッチリとした線の模様を作成していました。
それも面白い仕上がりだったのですが、もっとアナログ的な線の