【糸魚川のブナの森の椅子と小物】ブナの森と家具職人を守りたい!

クラウドファンディング
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)は、誰でも資金調達を実施できるクラウドファンディングです。あなたの夢をCAMPFIREで実現させましょう。プロジェクト成立件数国内No.1。

こんにちは。
フォレストヴォイス代表の桃澤です。

昨年末、「木材の町」東京・深川で国産家具専門店・フォレストヴォイスをオープンしました。「地産地匠」を掲げ、国産地域材と最高の家具職人たちと共に家具を製作・販売しております。昨年は全国5カ所の森と家具職人たちが共同で作るスツール「森(きりん)/giraffe」をリリースし、CAMPFIREの皆様には多くのご支援賜り、ありがとうございました。

今回は、「森(きりん)/giraffe」をデザインした新潟県糸魚川市(いといがわし)の工房「匠」とともに、地元糸魚川市のブナ材の家具や木製品を有効活用しようというプロジェクトを立ち上げました。

糸魚川市の「匠」さんと知り合ったのは一昨年のことです。30年間務めたインテリア会社を退社して、開業準備のため日本各地の工房を巡っていた時に偶然知り合ったのが匠さんでした。

親方の渡辺さんは糸魚川市出身。関東で大工の修行をしたのち地元に戻り、若くして独力で工務店を立ち上げましたが、今ではその丁寧な仕事ぶりで市内では有名な工務店さんです。そして、家を建てたお客様のために家具づくりも始め、女性家具職人の長内さんを迎え入れました。長内さんは、大学を卒業後に、いったんは一般企業に就職したのですが、家具が好きでたまらずに、家具職人に転身したのだそうです。

彼らの、木材の選別、道具の手入れから始まり、細かなところまで一切妥協しないモノづくりに対する姿勢にはとても感銘を受けました。そして、彼らのつくる家具は、圧倒的な技術力に裏付けされています。

もともと日本には、椅子や机などの家具の文化はありませんでした。それが、明治以降の西洋化によって、日本の一般家庭にも家具が普及しましたが、それはここ百年ほどのことです。それにもかかわらず、現在日本の家具製作技術は世界的にみても優れています。それは、日本人の器用さ、丹精込めてモノを作り上げる几帳面さ、細かなところまで妥協しない完璧主義などによるものだと思いますが、それとともに日本のモノづくりの伝統技術によるところも大きいのだと思います。

木で家をつくる際に大事なことは、木を切って削る技術、木と木をつなげて組み立てる技術です。木組み・継ぎ手・組み手・指物などと言われている技術です。匠の家具づくりにはその技術が存分に生かされています。彼ら二人の匠の技術で作り上げた、地元糸魚川のブナ材の製品に、是非ともご支援の程よろしくお願い申し上げます。

親方の渡辺さんから皆様へ

家具づくりは、自分たちがつくる住宅にあうものをお客様に提供したいという思いで始めました。お客様のためには、妥協せずに一つのものに向き合って、できる限り丁寧に自分たちの力を十分に発揮できるようにしたいと思っています。

地元産の木を使おうという最近の動きの中で、自分たちも地元の木を有効活用したい。そうすれば森の活性化にもなるのだという思いから、「糸魚川市の木」でもあるブナ材を使うことにしました。

ブナは広葉樹の中でも密度が高く、強度的にも強い樹木です。使い込めばどんどん味が出てツヤも増してなんとも言えない色に変化していきます。

流行りすたりのない色味で、触り心地もすごくすべすべしているので、お客様にも満足していただけると思っています。

私たちのつくる家具は決して安くはありませんが、大事に長く使いたいといったお客様には、やはり職人が時間と手間をかけた家具をお勧めします。家具に対しての覚悟と責任を、お客様に感じていただき、年代を超えて引き継いでくだされば作り手としてもとて