めざせ百年建物! 1933年築のリテイルビルを守ろう!もっと布を楽しむ拠点作り。

めざせ百年建物! 1933年築のリテイルビルを守ろう!もっと布を楽しむ拠点作り。
愛知県一宮市のリテイルビルは尾州繊維事業者の誇りの象徴。 「見える尾州、触れる尾州」として生地大好きな作家さんを集めるコミュニティとなっています。 建物は1933年築の趣きあるものですが、躯体を維持するための資金が不足しています。

【 ご挨拶 】

見ていただきありがとうございます。㈱リテイルの伊藤核太郎です。
愛知県一宮市で機屋(はたや)業のかたわら、織物の世界を面白くするために、日々奮闘しています。

【 リテイルって何だ 】

一宮市を中心とする「尾州(びしゅう)」地域は毛織物の専門工場があつまる世界的な産地。日本でも稀な木曽川の軟水が作り出す豊かな風合は、当地の繊維企業の技術とあいまって、欧米のトップメゾンでも多数採用されています。
機屋では毎シーズンたくさんのサンプル布をつくります。しかし以前は、用が済めばほとんどが廃棄の運命でした。サンプルとはいえ品質は最高です。

“こんな布を少量で欲しい人はたくさんいるはず ”
 
ということで2016年にリテイルを立ち上げました。

リテイルビル

□ リテイルは「見える尾州」
尾州のたくさんの機屋からサンプル反を集めて販売しています。尾州が繊維の街と知ってはいても、実際に触ったことがある人はごく少数。でも、ここへ来て見て触れて、
「すてき!」と思ったなら、それが本当の尾州ブランドです。

布・建物と並ぶリテイルのもう一つの自慢は、個性的なコミュニティです。

このビルと布が好きで集まった、ファッション・ライフスタイルに関わる作家さんだけをテナントに、素材から服やアクセサリーまで幅広く楽しめる場所になっています。これまで尾州産地は接点が作りにくく、分断された世界でした。今はリテイルに来ることでさまざまな素材に触れ、生産した機屋とコンタクトをとり、産地とゆるく繋がることが出来ます。

作家さん / アーティストさん / 布好き服好き建物好き / おしゃべりの好きな機屋のおやじ …

いろいろな人が出入りし、出会い、新しい何かが生まれる場所になっています。

そんなリテイルも今年で5周年。

パートナーの稀温の尽力もあり、またたくさんの応援を頂きながら、ここまできました。メディアにも多数取上げていただき、観光ポイントとしても紹介していただけるまでになりました。

▷ Life Designs 掲載記事は こちら

—- 取材いただいたメディア様一覧 ————————————————————————-

NHK 名古屋・中京テレビ・CBCテレビ・名古屋テレビ・東海テレビ・ZIP FM

中日新聞・繊研新聞・Merメル(学研)・ミセス(文化出版局)・エクラ(集英社)

・名鉄Wind・ぴあ ムック 催事など出店実績

▷ 中日新聞 掲載記事は こちら
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これからも
尾州の布を楽しみたい人のコミュニティをもっともっと広げ
地域のランドマークとして成長していくこと
が リテイルの願い です。
【 建物の維持保存 】

リテイルビル、旧称「尾西繊維協会ビル」は尾州繊維産業の中心として、昭和天皇御幸の栄誉も賜った、尾州繊維産業の誇りの象徴というべき建物です。有名な建築家の設計ではありませんが、清水組の施工は堅牢で、戦争にも地震にも耐え、時間だけが作り出せる美しいたたずまいを見せています。

竣工当時の外観

尾州の布を紹介し、良い素材の有る暮らしを提案する場所は、旧「尾西繊維協会ビル