はじめに・ご挨拶
俳句バトル(俳バト)は2015年末より主にTwitterで楽しまれてきた競技です。2~4人の俳句に投票を募り、得票数の最も多い人が勝者となります。
俳句と俳句を戦わせるという試みは「俳句相撲」や「俳句甲子園」に前例がありますが、誰もが投票権を持ち、その投票によってのみ勝敗が決まるという点は俳バト独自の面白さがあります。
特に選手だけではなく、投票者も一体となって勝敗を見守る”緊張感”が、老若男女に広く親しまれる理由でしょう。
今回はこの俳バトをより多くの皆様に楽しんでいただくために、競技環境の充実を図ろうと思い、クラウドファンディングを始めました。
プロジェクトを始めようと思った理由
2018年頃まで、俳バト大会は年々人気を集めていました。しかし、参加者が増えるに連れて個人の努力による運営では継続が厳しくなり、運営を休止する又は運営を交代せざるを得ないという状況がありました。
そのため2020年12月より運営体制を一新し、「俳バト運営」という団体を結成。複数人によって業務を分担する運びとなりました。
それに伴って個人では難しかった大きなことに挑戦したいと考え、その第一歩としてクラウドファンディングを開始します。
俳バトの良さ
これまでの俳句の楽しみと言えば句会や俳句イベントが挙げられますが、俳バトは以下2点の要素において、俳句を楽しみやすくなっています。
①手軽に楽しめる
「俳句を並べて投票を集めるだけ」という簡潔な勝負だからこそ誰もが気軽に楽しめます。対戦を始めるために大きな準備が要らず、選句はボタン一つで終わります。
②俳句を詠まない人も楽しめる
従来の俳句企画の問題点として、俳句を詠まなければ主体的に参加できないという点が挙げられたと思います。
しかし、俳バトには投票があります。自分のお気に入りの句に投票し選手と一体となって勝敗を見守ることは、普段俳句を詠まない人が俳句に触れる機会として一役買うのではないでしょうか。
このプロジェクトで実現したいこと
最も実現したいことは、俳バトの参加者を増やすことです。
参加者とは選手と投票者を含めた呼称であり、参加者の増加は俳バトの発展、そして俳句の普及に欠かせない要素です。参加者を増やすための今後の活動、そして未来の展望については以下をご覧ください。
①競技性の充実
1-1、年四回の公式大会
不定期開催となっていた公式大会を定期開催にします。
1-2、スイスドロー形式の導入(2021年1月大会にて実践)
トーナメント方式を見直し、より実力の発揮される大会形式を導入します。
1-3、Eloレーティング*1の導入
実力の指標となるレーティングを導入し、その上位者を掲載(ホームページを予定)します。
②公式作品集の発行
2-1、年一回の公式作品集
俳バトの魅力を周知するため、作品集という媒体にも挑戦します。
2-2、編集部の設立
作品集の編集業務を担う団体を設立します。
③システムの拡充
3-1、ホームページ
大会の情報や過去大会の記録、その他連絡事項にアクセスしやすい拠点を作ります。
3-2、投票システム
参加者が増えるとTwitterだけの投票では混雑してしまいます。より簡単に投票できる、より視覚的な投票システムを作ります。
④今後の見通し
参加者が増えることにより、このような未来が想定されます。
4-1、非公式大会
「俳バト運営」以外が主催する大会です。参加者が増える