京都市円町に「学校がしんどい子ども&就職を目指す若者」の居場所を作りたい!

京都市円町に「学校がしんどい子ども&就職を目指す若者」の居場所を作りたい!
コロナによって子どもの学力や教育の格差、不登校、学校を卒業しても就職先がない若者が増加しています。そんな状況を改善すべく、全国から47名のサポーターが集結!まずは京都市円町に、発達障害やHSPなどの特性がある子ども、若者が快適に過ごし、主体的に学べる居場所を作ります!一緒にサポートしてくれる方募集!

親子関係のあり方にまで言及されることもあり、悶々とすることがありました。

長男は決してなまけたいからとか、甘えたいから行けないわけではありません。
むしろ人一倍我慢して頑張ってきたからこそ、頑張りすぎてパワー不足になっている状態でした。
ストレスが限界に達したから「休む」という選択をしたのに…。

「これ以上頑張らせてはこの子は壊れてしまう。」

そう思った美濃羽は、先生たちからのアドバイスは無視して登校刺激や訪問はお断りし、ともかく家で楽しく過ごすことを心がけるようになりました。

すると長男はだんだんと笑顔も増えて、いきいきと活動するようになり
「昼間友だちと遊びたいなあ」
と言うようにもなりました。

そこで、京都市の不登校相談支援センターや適応教室、フリースクールなどを探すことに。
しかし、ほとんどが小学4年以上からの支援で、長男の居場所がなかなか見つからないまま時がすぎました。

(※保護者、子どもからの掲載許可あり)

不登校になって親子が直面した課題はたくさんあります。

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・「学校に行かない選択」が受け入れられない

・公的機関で支援を探しても低学年では支援がない

・フリースクールと対応の方針が合致して、しかも金額も納得できる所がない

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また、長男は不登校であることを同級生から責められてしまうことも辛かったようです。

「なぜ学校に行かないのか」

「我慢してでも学校に行くもの」

「行かないと、ろくな大人にならない」

などと言われ、長男は幾度となく悔し涙を流していました。

我々親世代の子どものころに比べ、幾分と不登校への偏見は少なくなってはいます。
しかし、まだまだ「学校に行かない=いけないこと」という印象は根深いものです。

また、行かない選択をした長男を責めるということは、
同級生たちもそれだけ学校に行くのが辛いからかもしれません。
その様子は長男との付き添い登校時に幾度となく感じたことでした。

同級生が長男にそのような言葉をかけないよう学校にお願いしてみたこともありますが、
「子どもたちは彼のためを思って言っているのでそれは出来ない」と断られました。

「学校に行かないことはいけないこと。だから行っていない長男は傷ついてもかまわない」と、
学校から見放されたように思えて親子でとても残念な気持ちになりました。
「ないなら作ろう!」居場所づくりプロジェクトの立ち上げ

美濃羽は、普段は在宅で仕事をしているものの、どうしても出張しなければならない日には誰かに預けなければなりません。しかも、「学校に行かない」選択を理解してくれる場所でなければ、長男も安心して出かけることができませんでした。

そこで、友人であり、親子の理解者である朝倉美保(Reframe代表)に相談をしてみると、朝倉が快諾。出張時には朝倉が預かることになりました。

美濃羽まゆみ(左)と朝倉美保(右)
(※掲載許可あり)朝倉は、家庭教師を12年以上しているプロの講師です。
今までに小中学生の不登校児童の家を訪問し、訪問開始から1年以上かけて登校できるまで支援した経験があります。また、不登校児童のケアのために心理カウンセラーや不登校訪問支援カウンセラー等の資格を取得し、専門的に関わりを持っていきました。

現在は、発達障害のサポート事業や学習塾を運営している朝倉ですが、コロナ禍に入ってからは不登校の学習相談が多くなりました。
塾と