塾」のような雰囲気ではなく、生徒たちの主体性を重視。
②歳の近い大学生と接することで生徒たちのモデルになる
~大学生が生徒たちのロールモデルに~
日頃の勉強会の様子
生徒たちに少しでも身近なモデルである「大学」「大学生」を見せてあげたい。市内に大学のない門真市、周りに大学へ進学している人が少ない門真市の生徒たちにとって大学生は貴重な存在。大学生が個別に指導(大学生1人に生徒2人~3人)
③文化的体験もできるように行事を開催
~文化資本を補う役割を~
2020クリスマス会 じゃんけん大会
毎回の勉強会だけでなく、スポーツ大会や高校・大学見学、12月にはクリスマス会、3月には卒所式などの行事も開催。全て大学生らによる手作りのイベントです。他にも毎回、休憩時間にはお菓子やジュースも用意をしています。
中学生勉強会の必要性~門真市の現状~
①全日制高校進学率の状況(2021年2月発表分)
【引用先】大阪府HP令和元年度統計データ「状況別卒業者数」 をグラフ化したもの
近年の門真市の教育状況は非常に厳しい状態にあります。
全国学力・学習状況調査では、改善しつつあるものの依然として全国平均・大阪府平均を下回る状況にあります。また令和元年度の全日制高校の進学率は86.0%に及んでおり、近隣市である他の北河内6市と比べても大きな差があり、全国で大学・専門学校への進学率が8割に届こうとしている昨今、この現状は厳しいと言わざるを得ません。
②平成28年度実施の「門真市子どもの生活実態調査」から見える門真の子どもたちの状況
「(経済的理由で)子どもを学習塾に通わすことができなかった」
【引用先】門真市子どもの生活実態調査結果をグラフ化したもの
中学2年生の保護者を対象とした調査結果から「(経済的理由で)子どもを学習塾に通わすことができなかった」と回答した保護者は20.9%(大阪府平均12.3%)となっており、非常に高い数字が出ています。また門真市の就学援助受給率は、平成29年度32.50%(全国平均14.92%)と極めて高い数字が出ています。
※就学援助とは・・・一定の所得水準(生活保護受給基準額の1.0倍~1.2倍程度)以下で経済的な理由により就学が困難な家庭の小・中学校に通学する児童生徒の保護者に対して、自治体が学用品代や給食費、修学旅行費などを支援する制度。
③門真市では子どもの学習支援事業のうち「学習支援」が実施されていない
厚生労働省(2017)「第2回生活保護制度に関する国と地方の実務者協議」提出資料
生活困窮者自立支援法(平成27年4月施行)の成立にともなって、全国各地の自治体で生活困窮世帯の子どもたちを対象にした学習支援事業が実施されるようになった。行政が直営で運営するものや NPO、 社会福祉協議会に委託するものなど方式は様々であるが、平成30年度時点で全国 59%の自治体が実施をしている。なお門真市でも子どもの学習支援事業の一部は実施をしているが、多くの自治体で実施をされている「学習支援」は令和3年度も実施の予定はない。
これまでの活動で生徒・保護者から寄せられた声
(生徒からの声 ※2020年度アンケートより)
「プライベートな話もでき、とても楽しい」
「わからないところを教えてもらえたり、お話できる」
「先生よりもわかりやすかったり、解説でわかないときとかも気軽に聞ける」
「わからないところを分かりやすく教えてくれたり、勉強以外でもちょっとしてプライベートの話もできるので楽しいです」
「普