はじめに・ご挨拶
初めまして。Life is Novel運営チームです。この度、お客様の人生を一冊の小説に綴り、文庫本として提供するというサービス立ち上げのための支援を募りたく、プロジェクトを開始させていただきました。
以下に、本サービスを開始しようと思った経緯について、できるだけ詳細に記載しています。かなりの文量になってしまいましたが、最後までお読みいただけると幸いです。また、もし共感してくださる部分がありましたら、金銭的な支援の有無に関わらず、どうか温かく見守って頂けると幸いです。
こんなサービスです
・新人賞の選考を突破した小説家志望者があなたの人生を小説にします
・自己紹介ツールとしての小説を提案します
Life is Novelはお客様の人生を小説にして文庫本という形でお届けします。届いた文庫本の使い道は、もちろん人それぞれですが、私たちがお勧めしたいのは、あなたのことを知ってもらいたい方へのプレゼントとして渡すことです。つまり、最強の自己紹介ツールの自伝小説として使っていただきたいのです。
ISBN番号を取得し、流通させるという出版・流通の形をとるのではなく、自費出版の形をとることで、多くの方に手軽に自分の小説(文庫本)を作ってもらうというサービスです。
完成品サンプル
(表紙)
(裏表紙)
※完成品の表紙には、タイトル・名前が入ります。
こんなメリットがあります
①大切な人に詳しく知ってもらえる
生まれてから今までの人生の流れを把握することは、どんなに仲の良い友人でも、親と子の関係であっても、ほとんどありません。自分の人生が反映された本であれば、一冊一冊があなたの分身になります。それを渡すことで、相手に深く知ってもらうことができます。
②初対面でも深く知れる
ビジネスシーンで使われる名刺は、そもそも興味がなければ目を通すのなんてほんの一瞬です。対話となると、自分を知ってもらうためにはかなりの時間がかかり、なにより、自分の人生の話ばかりできる場面は滅多にありません。そこでこの本を渡しておけば、後から好きなときに読んでもらうことができます。
③数年後に繋がりができることも
本は対話と違い、物として一生残り続けます。自分のタイミングで読むことができ、途中でやめることもできます。それでもまたいつか、読み始めるかもしれない。数年後にあなたの人生に興味を持つ人が現れる可能性があるのです。
© Creative Commons Zero (CC0)
④フィクションだからと気軽に渡せる
自分のことを知ってもらいたいと思っても、「自叙伝を渡すのは恥ずかしい」という人もいるでしょう。そもそも、興味のない人から渡されても読み進めるのは難しいことです。知ってもらいたいけど、「私の人生を見て!」とは大きな声で言えない。そんな時は、「小説(フィクション)だから、いったん読んでみてよ」と言って気軽に渡すことができます。
利用例
・自分を知ってもらいたいと思った初対面の人への名刺代わりに
・仲の良い友人へ自分のことをもっと知ってもらうために
・意外と知らない人生を知るために、家族内で
・お子様が生まれた時に作成し、成人した際に
・人生の節目での記念に
・大切な恋人へ
新人賞の選考通過者が執筆する理由
執筆陣全員が新人賞の選考通過者という形をとっているのには理由があります。まず、「小説を書く能力」とは何なのかを分解してみました。
・何気ない日常の中から、物語を見出す力(視点)
・見つけた物語を適切な表現方法で表現する力(文体)
・出来事に抑揚をつけたり、あえて省いたりして、面白く見せる力(構成)
ここで示したのはほんの一例ですが、小説を書きあげて新人賞の選考を突破するには数多くの技術が必要になってきます。新人賞の選考を突破した作家たちには、これらの能力が大なり小なり身についているのです。デビューに向けて執筆を進めるうちに、小説家志望者たちにはこのような技術が蓄積されていきます。しかし、当たり前ですが、全ての人が報われる訳ではありません。
プロの小説家になろうと思うと、多くの場合、公募の新人賞に作品を応募して、賞を受賞するという道のりが一般的です。一概に新人賞といっても、ジャンルによって様々な賞があり、例えば「純文学」というジャンルに限ると、五大新人賞(文學界、群像、文藝、新潮、すばる)と呼ばれるコンペが毎年開かれ、各賞には1000〜3000作の作品が集まっています。その中から最終的にデビューできるのは、たったの1〜2名です。
そのような狭き門を目指す小説家志望者は普段、小説には関係のない職に就いて生計を立てているのが一般的です。食べていく手段が、自身の目指すことに直結していればいいのですが、なかなかそうは上手くいかないのが現状。仕事の合間を縫っては本を読み、思考を整理し、物語を綴る。それでもデビューできなければ報われません。
長い年月をかけて小説を書く技術・能力を積み上げた結果、最終選考まで残ろうともデビューできなければ、変な話1円にもなりません。小説を書く能力・技術は専門的なのですが、実社会で活かすことが難しいのです。
デビューした人は凄い。デビューできなかった人はそれだけの能力だ。当然、このような境界線の引き方があることもわかりますが、もっとグラデーションで物事を見ても良いのではと思いました。デビューできていない人にも、間違いなく小説を書くという素晴らしい能力・技術が蓄積しています。どうにかそれを活かすことができないか。そう思ったのが「Life is Novel」立ち上げのきっかけです。
これは、小説に限ったことでなく、スポーツや研究者、様々な専門性を必要とする分野に身を捧げてきた人たちのセカンドキャリア問題と似ています。その中で、なぜ小説家という存在に目を向けたのかは、単純ですが、私たちは、小説を愛し、小説家を尊敬する一小説愛好家だからです。好きであるからこそ切実、真摯にこの問題について考えました。
小説にすることで素晴らしい人生が見えてくる
基本的に、多くの人が「自分の人生は平凡なものだ」と考えてしまうものです。しかし、平凡だと思う出来事の中にも、他人から見れば心を打たれるような素敵なシーンが必ず隠れているものです。どうすればそのような名場面を見つけ出し、形にして伝えることができるのか。その行き着いた答えが小説でした。
小説家は、日々の出来事を膨らませて物語を綴ります。何気ないと思っている出来事に、面白さや美しさ、文学性を見出す感覚に秀でています。新人賞の予選を通過した執筆陣にももちろん、その能力が十分に備わっています。彼らの持つ「視点」でその瞬間を切り取り、適切な「文体」で表現し、膨らましたり削ったりしながら「構成」していく。完成した小説を読んでもらえれば、お客様の人生がより一層素晴らしいものに感じられると思うのです。
最後に
「人生の主人公はあなたである」
そんな当然の