【2020 ユニバーサルレストラン &ショッププロジェクト(以下PUP2020)】
PUP2020の成り立ち
東京で開催される4年に1度のスポーツの祭典が2020年から2021年へと延期になりましたが、私達の夢は現実になりました。様々なハードルがあり、周りの方々が絶対に不可能だと言われていたこのプロジェクトは、ある1人の想いから始まりました。
それは、大阪のフレンチレストラン ル・クログループ代表 黒岩功氏
黒岩氏のレストランは、福祉も同時に併設しており、今現在障がいを持ったスタッフ30名と30名の健常者スタッフが一緒になり、ユニバーサルな環境の中で運営しています。そして、その想いに感銘し、今回のプロジェクトの呼びかけ代表になったのが、人を大切にする経営学会会長の坂本教授です。
PUP2020がスタートしたのが、2018年の6月でした。
『東京で開催される4年に1度のスポーツの祭典にユニバーサルレストランをオープンさせるプロジェクト』そして、そのために『障がい者施設の参加に関する検討委員会』が発足しました。スポーツの祭典の期間中に、障がいを持った方々の働くステージ創りを目指してです。
1、レストラン飲食
障がい者施設の出店構想について
カフェ・レストラン調理場、サービスを障がいを持った方々が働きます。
2、ショップ物販
日本の福祉事業所で作った物の販売
しっかりとした規定、基準の整備を行います。
特に飲食について。
レストランのイメージは、日本の食材をふんだんに使った洋食。洋食は元々外国の料理が明治時代に日本に入って来て、そこから日本人が改良してきたジャンルです。つまり多様な文化が融合したユニバーサルな料理。また、今回はその食材の野菜は、福祉事業所でハンディがあるスタッフが生産したものを使います。
そして、もう一つの食材のテーマは、日本の代表的なお肉、「和牛」と「黒豚」を使った料理です。
デザートでは、日本の名産のお茶や抹茶を使いスイーツを考案します。
《開催期間に東京都が提供するブースで、障がいを持った人達が働いて運営する レストランの必要性を検討する委員会設置要領》
【PUP 検討委員会】
『目的』
日本が共働、共生、共育と向かっている事を国内外にアピールする事。
障がいがある人達の働く舞台としてのスポーツの祭典を活用する事。
出場される選手が障がいがあっても可能性に挑戦する感動を世界に伝える事と同じ様に、我々も障がいがある人達と同じ時期にユニバーサルの価値を創り、日本、世界に勇気と感動を与える事。
今回の建物(東京スポーツスクエア)は、世界各国の報道センターになっており、報道関係者の人達や大会関係者が滞在しています。ぜひ、日本の美味しさ、おもてなしをユニバーサルレストランを通じて、人間尊厳のメッセ ージと共に様々な人達も可能性へエールを送ります。
<委員会の事業>
1.大会におけるユニバーサルレストランの必要性を検討し、様々な方向から支援する。
2.大会におけるユニバーサルレストランで、具体的にどのような事、どのような価値を創出可能であるかを検討し、様々な方向から支援する。
3.大会におけるユニバーサルレストランにおいての運営の形を検討し、様々な方向性から支援する。
4.大会におけるユニバーサルレストランの衛生面、品質管理面の安全性を確認していく。
5.大会におけるユニバーサルレストランで、障がいを持った人達が働きやすい環境を検討し、様々な方向性から支援する。
6.その他、本事業の