はじめに・ご挨拶
はじめまして。
沖縄市在住の長谷川牧子と申します。
沢山あるプロジェクトの中から、こちらをご覧いただきありがとうございます。
沖縄には2012年4月から移住後、観光施設のチケット販売、飲料メーカーの品質管理室、建築解体現場など、その時々でできる仕事、ご縁のあった仕事、やりたい仕事など10を超える職を経験し、今は沖縄本島、名護市真喜屋(なごし まきや)という地区の耕作放棄地を借りて、不耕起栽培(ふこうきさいばい)という、畑を耕さないプラス粘土団子をまく、という自然農法で作物を育てる準備をしています。
(2020年12月、名護市のレンタルカフェにてさし草麺の焼きそばを提供していたとき)
(5人の子供たち)生まれは佐賀県で、結婚して茨城県に住んでいましたが、2011年の東日本大震災、原子力発電所の事故をきっかけに、放射性物質の影響が少ない安心して生活できる場所で子育てをしたいと思い、離婚後、1年間実家暮らしをしたあと、より安心して子育てできる沖縄へ子供5人と共に移住してきました。
最初に移住した地は国頭村安田という集落で、山村留学という家族移住を受け入れる制度を利用し移住しました。
(国頭村安田 灯台からの眺め)その中で、地域の方の高齢化問題、高齢化に伴う耕作放棄地や限界集落の問題、安全な食べ物を入手する難しさなどを肌で感じ、自分にも何かできることはないかと考えていました。
今はご縁があって沖縄市に住んでいますが、沖縄を知るにつれ、その自然の美しさ、豊かさに感動し、気候もさることながら、人の温かさにも支えられ、お陰様で今は家族5人で沖縄生活を楽しんでいます。
移住生活9年目を迎え、ようやく生活の基盤も確立し、少し気持ちに余裕がでてきたところで、この豊かな自然の中で育つ野菜だったり果物だったりと、お宝の宝庫を目の当たりにし、自分でも何か作物を育ててみたい、と思うようになり、2020年12月、名護市真喜屋という場所に100坪ほどの畑を借りたことから、このプロジェクトにチャレンジしようと考えました。
(名護市真喜屋の畑)2019年には、糸満に10坪の畑を借り、粘土団子をまくだけ、という方法で、実際にレタスや小松菜、チンゲンサイ、ほうれん草、水菜などの野菜が一緒に育つさまを観察することができ、その感激から
“粘土団子をまきたい️!“
と、いろんな所で言っていたところ
“種まき子”っていう名前にすれば良いんじゃない?
とありがたい名前を頂戴したので、これからは人間以外の生物、微生物とも協力して生きる協生農法家 種まき子と名乗って今後活動をしていく予定です。
(次女が描いた種まき子のキャラクター)
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このプロジェクトで実現したいこと
放射能汚染の心配がいらない、農薬を使わない、安心、安全、旬の作物の収穫。
(安全な無農薬野菜を自分で収穫できる)
畑をみんなで共有し、成長した作物を収穫し、作った料理は皆で分け合って楽しい時間を共有したい。
自然に触れる事で自然の恩恵を感じるなど。
(必要な分だけ収穫します)
やりたいことはいくつもありますが、今後農業者人口がどんどん減っていくといわれている中で、楽しみながら、作物の成長を見守る方法で、自分が食べる食べ物を作れる、知恵や知識、技術、経験などをわかちあえる仲間と一緒に楽しい時間を過ごしたいです。
プロジェクトをやろうと思った理由
実家の佐賀では兼業農家の娘であったものの、農業の知識も経験もほとんどなく、それでも作物を育てる方法がないかと模索していた所、自然農法の先駆者の故 福岡正信さんが考案された、
“粘土団子を作って畑にまく。あとは何もしない”
という農法を知り、ぜひこのやり方で育った作物を見てみたい!と、2019年10月から10坪の土地を借り、そこで実験することにしました。
(何十種類の種が混ざった粘土団子。どの団子に何の種が入っていて、何が育つのか・・・投げて、芽が出てきてのお楽しみ)約1年ほどの実験期間の中で、自然に育んでもらった作物をみんなで収穫して食べたこと。
みんなで畑に何が育っているかを探しながら、どの野菜をどこから収穫するか、収穫した野菜をどうやって食べるか。。。
時には収穫したそばから”パクリ”とつまみぐいしながら、仲間と共有した楽しい時間。
特に自然豊かな沖縄、やんばるの地で、気の合う仲間とコミュニティを作っていきたい。。。
そう思うようになりました。
(仲間と野草や育った野菜をトッピングした手作りピザパーティー)
現在、日本のカロリーベースでの食料自給率が38%、生産額ベースでの食料自給率は77%といわれています。(農業とITの未来メディア SMAET AGRIより)
まず、自分が家族で消費する分の作物を育てることができれば、食料自給率を上げることができるかもしれない。
それを、大変な方法でなく、それでも作物が育つことがわかれば、他のみんなも取り組めるかもしれない。
そのために、この自然農法で作物が育つかどうかをもっと試してみたい、そしてできれば多くの自然農に興味のある人とつながって一緒にやりたいと思うようになりました。
これまでの活動
2019年10月から2020年9月までの約1年間の間で、2019年の10月と2020年の4月に粘土団子の方法で種をまきました。
(粘土団子から一斉に出てきた芽。まだ何がでてきたかはわかりません)
それからは、水も肥料もあげない方式で、作物の成長を見守りつつ、大きくなってきた作物の一部を間引きさせてもらい、自然の恩恵を受けました。
(みんな仲良く一緒に育っています)粘土から小さな芽が出て、それが段々と大きくなり、何の植物なのかが段々とわかってくる楽しさ。
1つの粘土団子から、何種類もの作物が一緒に成長して、まるでアートのような絶妙なオブジェになっている様を観察する楽しさ。
(自然が創り出す絶妙なオブジェ)
成長した作物を、株ごと収穫しない事で、その作物が成長し、つぼみがつき、花が咲き、種ができるまでを観察することで、生き物のライフサイクルを学ぶ機会にもなりました。
(花が咲いて種ができました)なかなかこのような光景を見る機会は少ないと思うので、その自然の素晴らしさを他の人にも体験して欲しいと思うようになりました。
ぜひ一緒に体験してみませんか?
資金の使い道
1、種の購入資金
粘土団子には何十種類、多ければ百種類以上の種を混ぜて粘土団子を作ります。
その種の購入、入手費用とさせていただきます。
2、果樹などの苗の購入資金
多種多様の植物、主に実がなる、食べられる果樹の苗等も植えたいと思っています。
3、手ぶらで畑に来た人が、安全に畑を散策できるように、散策、作業に必要な共用の長靴、手袋、鎌、スコップ