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男性の妊活意識を変えて不妊で悩む夫婦を減らしたい!妊活パンツプロジェクト
6 ~ 7 分
■はじめに
みなさん、はじめまして!
男性の妊活への積極的な参加を目指しているオオタヨシタカと申します!
僕は自分の男性不妊の経験を元に、少しでも妊活の手助けができればと活動しています。
後ほど詳しく説明しますが、世界的に見ても精子力は衰えています。
にも関わらず、不妊は女性が原因であるという風潮はまだまだ多いです。
昨今ニュースで話題ですが、不妊治療が保険適応されたとしても男性側の原因で不妊治療がうまくいかないことは十分に考えられます。
思っている以上に男性不妊は多いのです。
毎月生理がくる女性と違い、男性は自分の生殖機能について深く考える機会がありません。
せめて妊活期間中ぐらいは自分の精子を検査した方がいいのですが、そんな当たり前のことを学ぶ機会もありません。
ならせめて、普段身につけるもので妊活を意識してはどうかと思い、今回の妊活パンツプロジェクトを立ち上げました。
■女性の頑張りだけで妊娠は難しい?
僕たち男性は一生精子が作られると教わってきました。そして老人になっても子供が作れると聞いていました。
しかし事実は違います。
男性の精子力は加齢に伴い低下します。
そして一般男性の7~9%は男性不妊だと言われています。
まわりを見渡せば1人か2人は子供を作るだけの精子を持ち合わせていないことが統計的にわかっているのです。
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それなのに精液検査もせず、精子力の改善を図らず、女性だけに負担をかけて、医療の力だけを頼っては、いくら不妊治療を実施しても妊娠率は上がらないことでしょう。
卵子と精子が一つになって子供ができるのに、女性だけの頑張りで妊娠するのは簡単ではありません。
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「自分の精子は大丈夫。」
男性100人聞いたら、100人がそう答えると思いますが、少しだけお耳を貸してください。
知らず知らずのうちに自分の愛する人を傷つけないためにも、現代人の精子について知って欲しいのです。
■不妊の原因の半分は男性側にある
僕は結婚するまでは不妊なんて他人事だと思っていました。
しかし実際は、国内の5.5組に1組のカップルが不妊の検査や治療を経験しており、世界保健機関(WHO)の調査によると半数は男性側に原因があると言われています。
不妊原因の男女別の割合
にわかに信じ難い数値ですが他の国のデータをみても、
米国疾病対策センターの調査では米国男性の9.4%。
中央および東ヨーロッパで8%〜12%。
オーストラリアで8%〜9%の男性が不妊であると言われています。
これだけ多いと流石に他人事とは言えません。
いざ子作りしようとなった時に不妊の沼に陥らないためにも、これを機会に精子について知ってもらいたいのです。
■現代人の精子力は衰えています。
さらに驚くべきことに、42,000人の男性を対象に国際的に組織された研究者のチームが調査したところ、精子の数はこの40年間で半減しているそうです。
過去40年の精子数の変化
不妊治療により精子が1匹でもいれば顕微授精という方法で受精は可能になりましたが、無事に成長を続ける元気な精子だとは限りません。
無事に精子と卵子が【受精】できたとしても【胚盤胞】まで育つのか、子宮内に【着床】するのか、 流産せずに【出産】まで無事に育ってくれるのか確証は持てません。
自然妊娠できる精子であれば自然淘汰で質の良い精子が残りますが、不妊治療は