料理を作る人の世界観にフォーカスした食のキュレーションサイトを作りたい

料理を作る人の世界観にフォーカスした食のキュレーションサイトを作りたい
主に個人飲食店を中心に、作り手の想いや背景を紹介しながら、お店とお客様が深く関わるきっかけになるような場所にしたいと思っています。

やってみたいこと

お店を紹介しながら、料理やお客様と真摯に向き合っている人の世界観や魅力を伝え、

食でつながる人のあたたかさのようなものが感じられるような場所を作りたい。

同時に食の価値を再定義して、新しい意味を発見していきたいという試みです。

*便宜上、前MEEKの写真を使用しています。
魅力の再発見

食べるという行為は人が生きていく限りなくなりません。

たとえば、自分でお店を始める人は、思い入れがとても強く真摯に料理や

お客様と向き合っている人が多いと思います。

その情熱は、食材のこだわりや準備にかける見えない時間、調理方法やおもてなし、

お店の隅々にまで行き届いていて、その美意識や世界観は唯一無二なものと言えるはず。

しかし、料理人が普段何を考えながら料理を作っているか、

その姿勢や未来へのビジョンは、お客様はあまり知る機会がありません。

これはとてももったいないことだと思いますし、その魅力や価値が再発見されることで

業界全体にもいい影響を与えるのではないかと考えます。

*便宜上、前MEEKの写真を使用しています。
信頼性のあるサイト作り

人の魅力を最大限に引き出すには何をすればいいのでしょうか。

その一つの答えとして、私は情熱を持った人の世界観にフォーカスしたWEBサイトを

作ってみたいと思うようになりました。

現在インターネットには数字や点数で評価するグルメサイトは溢れています。

確かに数字を判断基準にすると便利な反面、

点数が高いから美味しいという思考回路で、お店の価値は一概に計れないはず。

味覚は相対的なもので、育った環境や文化で人それぞれ美味しさの基準は異なります。

その上、知らない誰かがつけた点数やコメントは信頼性があるとは言えません。

私は身近な信頼できる人からオススメされた方がより安心できると考えています。

私が思い描くサイトでは、情熱のある料理人のお店を厳選して、

丁寧にインタビュー取材をして、お店を作るに至った動機や経緯、

苦労したこと、ありのままの人間性を深掘りして、内面に触れていきます。

その内容を記事にして、雑誌やテレビといった一過性の

情報としてではなく、お客様がお店を選ぶ時の判断基準になるように

いつでも閲覧できるようにインターネット上で展開、蓄積していきます。

その物語の積み重ねは時間こそかかるものの、お店に対して主観的な評価はしないので

信頼性は続けていくほどに高まっていくはず。

お店も情報もコモディティ化した今、味や空間やサービスや見栄えがいいを大前提として、

他に差別化できる材料は、もはや人の魅力なのではないでしょうか。

外食をすることで得られるものは、ただお腹を満たすだけではなく、人と会話をしたり、

音や匂いや温度などの臨場感のある体験価値でもあります。

その意味においては、外食が複合的なエンターテイメントの場であることも

新型コロナウイルスによって再確認されました。

*便宜上、前MEEKの写真を使用しています。
個人飲食店の魅力

飲食店と言っても、様々な形態やスタンスのお店があって、お店側が

求めているものとお客様がその時々で求めるものが合致していることが大切です。

お腹を満たすための身体としての場所。

人が集まるための空間としての場所。

遊びやデートなどのアイコンとしての場所。

お店の人に会いに行く居心地としての場所。

作品というか存在そのものが思想としての場所。

お客様にとって飲食店の使い方は、目的やシーンによって変わっていきます。

その中でも特に個人飲食店の魅力はなんと言っても、居心地や思想の部分であって、

作り手の顔が見えるという安心感はとても大きいと言えます。

また、作り手との距離が近いと気持ちも伝わりやすいと思います。

そのいい所をさらにサイトで世界観をうまく伝えることができたなら、料理人の

裏側を知ることができて、会話も生まれやすく深く繋がることができるようになる。

外食をする動機がただ食べに行くというよりも、自分の好きな人が作る料理を食べに行く、

その人に会いに行くという関係性になれることが私にとっての理想の形です。

食を通して互いに気持ちのやり取りが生まれ、心を動かすことは、

これから質的な豊かさに向かう時代においても相性がいいと思います。

*便宜上、前MEEKの写真を使用しています。
つながっていく健康と環境

エシカル消費という言葉があるように、最近はオーガニックや地産地消、

トレーサビリティという言葉も耳にするようになってきています。これは少しずつ

環境や健康への意識も高まってきていることの表れなのではないでしょうか。

しかし、まだまだ大