丹波篠山の【ハチミツ】をもう一度たくさん採りたいプロジェクト

丹波篠山の【ハチミツ】をもう一度たくさん採りたいプロジェクト
2019年春、一番大きな養蜂場で何者かに殺虫剤を撒かれ、ミツバチが大量死して壊滅的な被害を受けました。養蜂箱の外に出られずに巣門付近や箱の中で折り重なっているミツバチの姿をみた時、心が折れてしまいました。でももう一度一からやりなおしてハチミツをとりたい。今はその思いであふれています。

はじめまして。ささやまビーファームの松村まなです。

ささやまビーファームは、兵庫県丹波篠山地方の山奥でミツバチ農家と、山の木や畑のハーブを使って精油をとったりして、それらを原料にした化粧品づくりもしています。

今回、どうしても大被害を受けた養蜂業を再生したく、お願いにあがりました。

平成31(2019)年4月、一番大きな養蜂場に何者かによって殺虫剤か農薬かと思われるものがまかれ、ミツバチが大量死しました。

夜の間にやられたみたいで、早朝養蜂場に行ったら、養蜂箱の外に出られずに巣門付近で折り重なるようにしてミツバチさんがたくさん死んでいました。

巣箱の底にもたくさんの死骸が・・・。あまりにもたくさんの巣箱がやられてしまったので、大打撃を受けました。

警察にも被害届を出し、威力業務妨害として、科捜研にまで出してもらって調べてもらったのですが、結局犯人はわからずじまいでした。

かなり心は折れたのですが、それでも喜んでもらえる方のためにも、残ったミツバチの養蜂群で細々と生産・販売を続けていました。しかし被害は予想以上にひどく、ミツバチさんの数もなかなか増えないため、思った以上に採蜜ができないままでいます。

そこでもう一度、ミツバチの「種蜂(巣の中に1匹の女王バチと数千匹の働きバチが入っているもの)」を仕入れて、たくさんのミツバチさんを養蜂して、ハチミツの生産を再びたくさんしたい。

そういう思いで、このプロジェクトを立ち上げました。

ささやまビーファームは、可能な限り原材料から「作る」「採取する」ことを目標に、山から材料をいただく時は、必要以上は採取せず、自分たちが使うぶんだけいただきます。

100%天然の篠山産生ハチミツ、山から採ってきたヒノキ・杉・クロモジで抽出した篠山産の和精油、ローズマリーやラベンダーなどのハーブ園。またそれらで作った石鹸などの化粧品。

すべて手作業なので、限定量しか販売できませんが、体にも自然にも優しく、また一つひとつが思い入れの深い商品たちです。

すべて丹波篠山の天然素材を使った自家製商品です。丹波篠山にしかない貴重な製品を作り上げていて、丹波篠山の特性を生かして、山や畑の素材を使っています。

楽天市場ではユーザーから高い評価を得た上位1%の店舗に与えられる、「月間優良ショップ」を6か月連続で受賞しました。

当店が飼育・生産販売しているハチミツは「非加熱のハチミツ」です。非加熱のハチミツとは、養蜂箱の中でミツバチによって十分糖度が上げられた状態のハチミツを採取して濾過して瓶詰して販売するハチミツのことを言います。日本で多く流通しているハチミツは加熱ハチミツであり、その市場占有率は99%以上といわれています。加熱ハチミツとは、糖度が十分でない状態のハチミツを養蜂箱から採取し、熱を加えて水分を飛ばして糖度を上げるハチミツです。

また、飼育・採蜜されたハチミツのうち、糖度80%以上の社内基準を満たしたハチミツは瓶詰されて「篠山蜂蜜」として販売しています。基準を満たさないハチミツは当店の篠山石鹸の原材料にまわされます。

非加熱ハチミツは一群あたりの生産量が少なくなるので、全体の生産量に限界があります。また、2年前の被害により、さらにハチミツは採取量が少なくなってしまったため、毎年9月には売り切れてしまいます。

非加熱のハチミツは、加熱によって酵素などが壊れることもなく、花の香りがふわっと広がります。

特に、6月からは丹波栗のハチミツが収穫期を迎え、濃い茶色