はじめまして、本プロジェクト「大谷町の地下空間をミライに残したい!」の企画・運営をしているsynschismo(シンシズモ)です。私たちは、「デジタル技術を活用した現実空間の体験」の可能性を追い求めて、多種多様な活動を行なっています。
今回、私たちは宇都宮市大谷町にある「大谷石地下採掘場跡」という地下空間で、バーチャルとリアルが組み合わさった新たな体験の可能性を見つけるために、地下空間のデジタルデータ化を行います!
synschismoのHPで、本プロジェクトの背景などを発信しています。
合わせてご覧いただけますと幸いです。 synschismo – ホームページ
① 大谷石地下採掘場跡地を3Dスキャンによってデジタル化する!!
3Dスキャンとは(synschismo作成)
② 3Dスキャンで得られたデータを使ってどんなコンテンツが制作できるのか実験したい!!
例えば…
・誰でも気軽に訪れることができるバーチャル地下空間「デジタル大谷石地下採掘場跡」
・バーチャル映像と実際の地下空間を組み合わせたエンターテインメント体験
・地下空間を俯瞰できる立体地図
・地下空間内の環境シミュレーション
③ 3D空間データと試作したコンテンツを公開し、コンテンツを共有し合える環境を作る!!
コンテンツを共有しあい一緒に育てていけるような、プロジェクト専用のWEBサイトを立ち上げます!
①大谷石地下採掘場の3Dスキャンとコンテンツ制作のための費用
②試作したコンテンツや3D空間データに関する知見を共有するための広報・出版費用
③「大谷石地下採掘場跡×テクノロジー」について支援者からのフィードバック
近年、アナログとデジタルを組み合わせたコンテンツが、ゲームやライブの演出など幅広い分野のなかで広まっています。
例えば、Perfume – Perfume「だいじょばない」Live at Coachella では、ダンサーの動きをトラッキングしたうえでリアルタイムにエフェクトを描き加えているライブ配信をしており、任天堂 – マリオカート ライブ ホームサーキットでは、実空間とゲームの空間を連動させたARを活用したゲームです。
大谷石地下採掘場跡のデジタルデータがあれば、例えば「家にいながら、大谷を散策できるバーチャルツアー」「オンラインライブで大谷の地下空間を使った演出ができる」「3D空間データをもとに取得した位置情報をつかった立体案内マップ」など、大谷石地下採掘場跡の新たな体験を創造できると考えています。
自宅にいながら大谷の地下空間を探検することができる(synschismo作成)
大谷を舞台にしたバーチャルならではの演出ができる
(Model By Mixamo, Adobe Creative Cloud を改変し、synschismo作成)
ここで少し現実的な話に寄りますが、大谷石地下採掘場跡地は、立ち入り可能な範囲だけでも約6000㎡にのぼり、その安全管理や設備管理に多くの時間を要しています。
また、映画撮影やアートの舞台として活用される機会が増していくなかで、「前もって規模感を把握したい」「立ち入れない部分がどうなっているかを知りたい」といった要望が数多く寄せられています。さらに、「地下における環境シミュレーション」や「地上部との環境的なかかわり」についても多くの実験、検証が可能になります。
これらのニーズからみても、3Dスキャンを実施し大谷石地下採掘場跡地をデジタル化する価値は大きいと考えられます。