モンゴルから日本へ想いをつなぐ!やさしい革のある暮らし

は何を目指しているのか?」という目的と目標を共有するために最大限に時間を費やしました。

すでに長年、羊やヤギの皮をなめしている工場の職人たちに新しいレシピを伝えれば、ほぼモンゴルの原皮でもラセッテーレザーが完成する目算があり、それよりもこの活動の意義を知り、そして世界中に広めてもらわなければならない本来目的を共有してもらう必要があったためです。

時間を割いて何度も何度も情報を伝え、夢を語り合ったことが功を奏し、彼らから「モンゴル国の“MON”と山口の“Y”で”MONY“と名付けようよ!」と提案をしてくれて、私たちは目的と目標を共有するチームとなることが出来ました。

2018年度JICA中小企業・SDGsビジネス支援事業民間連携事業基礎調査により
モンゴル国で「やさしい革」づくりがスタート!

<クラウドファンディングの立ち上げの想い>

モンゴル5畜と言われるモンゴル国の「羊・ヤギ・牛・馬・ラクダ」の原料皮は、日本の国土の4倍もの広さの中で、主にゲルで遊牧をする牧民により大量にほぼ放牧(動物のストレスが無い)の状態で畜産されており、とても上質で貴重な資源になります。

しかし、JICA調査を通じて知り得た情報では、海外の流通業者によって二束三文でクロムなめし革として大量に取引されていたり、原料皮の状態のままで輸出され資源が流出していることがわかりました。
また人工皮革やファスト・ファッションが主流の現在、柔らかくしなやかな感触を持ち、人や自然にやさしい革が出来たとしても、羊革の表面的な見た目を変えることは出来ず、さらに国を通じて技術支援を後進国に行ったとなると、どうしてもブランドやメーカーからは「同種の革よりも安いなら考えてもいい」「それを使えば製品が売れるのか?」など残念な質問も想定しなければなりません。

内陸のモンゴル国では水資源が大切。きれいな水を地球に還すための活動です。

そこで、MONYチームとしてモンゴル国皮革産業と日本の国内マーケットとの連携を期待された私は、まずは皮革素材として日本国内のブランドやメーカーに見せる前に、直接消費者の皆さまにMONYレザーを製品として実用的に使用できる形にして、風合いや取り組みを披露して行こうと考えました。そして現地の縫製工場と協議や試作品の試行錯誤を繰り返して完成したのが「MONYクッション」です。

私たちは、SDGs(持続可能な開発目標)を支援しています。

今回のプロジェクトでは、国境も世代も越えてみんなで楽しめる「ラグッパ体操」のボール代わりにこのMONYクッションを使っていただき、職場やご家庭での健康づくりにお役に立ちたいと思っております。
<ラグッパ体操とは?>

ラグッパ体操とは、「ラグビーで心と心を繋ぎ、社会をパッと明るくしたい。」という思いが込められたラグビー体操です。ラグビーの動きとラグビー文化を元に、日本を代表するトレーナーのメソッドを取り入れて、ラグビー元日本代表の佐々木隆道氏が考案した子供からシニア世代まで誰でも簡単にできる体操エクササイズです。
https://www.rugppa.com/

<なぜラグビー?>

モンゴル事業がスタートした頃、ちょうどラグビーワールドカップ2019が開催されていました。そこで、ラグビーの素晴らしさに触れ、「勝利が全て」の時代から、「相手を敬う」というフェアプレーの精神こそ、これからの時代に必要な考え方だと改めて強く感じました。

人間形成にも役立つこの素晴らしい精神を、国を越え、世代を越えて、MONYクッションと共にもっと