離島の在宅がより安心安楽な療養の場となるように

離島の在宅がより安心安楽な療養の場となるように
●訪問マッサージと療養支援を併設した事業所の開設をします。訪問マッサージ事業所では【療養されている方】【療養を支えているご家族】へ施術を行い安楽な時間を提供します。療養支援事業所ではプライベート看護サービスにより、要望に沿った幅広い看護を提供します。


はじめに

新型コロナウイルスにより身体、精神共に大変辛い思いをされている方々に心よりお見舞い申し上げます。1日も早く終息を迎える事を祈っております。

初めまして岩田将吾と申します。

現在、五島の病院で看護師として働いています。

患者・ご家族に対して『1日でも多く 1秒でも長く 人生に笑顔を!』をモットーに日々の業務に取り組んでいます。

今後、訪問マッサージ事業所と療養支援事業所を併設し、在宅で【療養されている方】や【療養を支えているご家族】へ安心安楽な療養を提供したいと思っております。
訪問マッサージにより療養者やご家族に癒しの時間を提供

・通院が困難な療養者を対象に、ご自宅へ訪問してマッサージを提供します。身体的な機能の維持・向上だけでなく、スキンシップやボディタッチにより安心感や安らぎを与える事が出来ます。

外出が難しいご家族にもマッサージを行うことができ、介護による疲労の回復やリラックスできる時間を提供します。

ご要望に応じた看護プラン、幅広い場面で看護ケアを提供

・困った時や不安な時の相談窓口になり、希望に応じて訪問してバイタルサインの測定、症状観察、ケアを行います。

・認知症の方や身体的機能の低下がある方の外出(買い物、散歩、通院など)への付き添いや送迎を行います。

・ご家族が安心して外出できるよう、外出中の療養者の見守りやケアを行います。

・諦めていた旅行や冠婚葬祭への出席などの希望に対して、付き添い、送迎、症状観察、看護ケアを行います。

・病院や施設での付き添いを代行し、ご家族の休息時間を確保します。

・入院中、専任の看護師として希望に応じた看護サービスを行います。

などなど

今まで諦めていたこと、頼めなかったこと、療養者やご家族の様々なご要望に応じて看護サービスを提供します。

プロジェクトをやろうと思った理由

脳梗塞後遺症のある祖父の介護を支えたく、五島へ引っ越し、一緒に住むためにバリアフリーの自宅を建て、2013年~2019年まで家族の立場で在宅療養の実際を経験しました。祖父は人に世話はされたくないと言う思いがあり、訪問看護や介護、ヘルパー、デイサービスなどは一切受け付けませんでした。しかし、マッサージ師と勘違いしていた訪問リハビリだけは唯一利用してくれました。

他にも同じような考えの方がいるのではないかと思い、訪問マッサージを在宅療養へ介入する入口として活用できるのではないかと考えて、事業の計画に至りました。療養者やご家族の身体的・精神的な癒しにも繋げることができ、在宅をより安楽な療養場所へできるのではないかと考えています。

看護師として働いている臨床現場では病院のシステム、マンパワー、制約などにより患者・ご家族へ提供できるケアに限界が生じてしまいます。患者・ご家族の希望があり、医療者がいくら希望を叶えたいと強く願っても組織の決まりで叶えられないことがたくさんあります。

『外出して桜が見たい』

『もう1回、1日でも半日でも良いから家で過ごしたい』

『孫の結婚式に出たい』

『髪の毛だけは毎日洗いたい』

などたくさんの希望や想いに耳を傾けてきましたが、実現できたのは多くはありません。病院のシステム以外にも医療資源、移動手段、体調管理、独居、家族の不安、家族が遠方にしかいないなど様々な理由が障壁となります。

「家にも看護師がいたらねー」

独居の方、不安のある患者・ご家族からよく耳にする言葉でした。

もっと看護師を自由に利用してもらうことはできないか、様々なご要望や場面で看護