10 多くの「治療できない」理由がある!(長野県の場合)
【行政機関】
長野県精神保健福祉センターなど計3つの相談機関があります。主な役割は、連携機関との連絡調整であり、トラウマやPTSDの治療は提供していません。
【医療機関】
トラウマやPTSDの治療を行う機関ですが、有効な治療を行う場合、現在の診療報酬制度では、無料で提供しなければならない状況。また、効果が検証されているトラウマ治療は、1回の時間が50~90分の時間が必要だったり、週に1回の実施が効果的であるといった、枠組みがあります。初診の予約が一ヶ月、2ヶ月先・・という精神科医療の現状からすると、たとえ治療が効果的とわかっていても、現実的に取り入れることの難しさがあります。
【民間機関】
心理の専門性をもつ個人が独立して行っている相談室もありますが、専門的な療法が行える と標榜している相談室はほとんどありません。また、実際に治療を受ける場合には1回につき1万~1万5000円程度の費用が発生します。トラウマに苦しんでいる人が、時間をかけて治療施設を探さなければならないこと、所得が少ない人が、治療費だけにお金をかけることは、ともに非現実的です。例えば、子どものトラウマ治療として効果が検証されているTF-CBTを実施するためには、週1回12~25回の治療が必要ですが、1回10000円の治療を15回受けると考えても、15万円の治療費が必要なのです。なんとか治療する場所を見つけたとしても、治療費に充てるお金がない場合には、治療をあきらめざるを得ないのです。こういう経済格差からくる不平等な状況が当たり前となってはいけません。
11 資金の使い道
研修会開催等プロジェクトに関わる準備・運営費:約 225250円
手数料:約 24750円 (9%+税)
~プロジェクト関連の活動スケジュール~
2021年1月 HP開設
1月上旬~3月下旬 プロジェクト募集期間
1月9日 長野トラウマケアセンター開設記念、ホログラフィートークワークショップベーシック@長野
1月10日長野トラウマケアセンター開設記念、ホログラフィートークワークショップアドバンスト@長野
2月 トラウマ・PTSD勉強会(予定)
3月 トラウマ・PTSD研修会(予定)
4月以降 トラウマ・PTSD治療受け入れ準備・受け入れ開始
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。プロジェクト実行にかかる費用として、大切に使用させていただきます。
12 リターン
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、お礼状と事業報告を当センターロゴ入りのクリアファイルに入れてお届けします。(2021年6月頃の予定です。)なお、10万円のご支援には、長野県内どこでも講演か勉強会を1回提供いたします。
最後に
私たち人間には、元来回復できる力がある。 しかし、あまりにもつらいトラウマ体験をした場合、その回復機能が、うまく働かなくなってしまう・・・
長野トラウマケアセンターは、過去の出来事の影響によって苦しんでおられる方が、適切なトラウマ治療を受けることで、ご自分の回復力を発揮できるように支援をしていきたい!
再び、平穏な毎日を取り戻せるために・・・
みなさまのご支援
どうぞよろしくお願いいたします
代表理事:行田 太樹