1「長野トラウマケアセンター」設立の経緯
「長野トラウマケアセンター」は、3名の臨床心理士・公認心理師(全員両資格保持)が、2020年11月に設立した一般社団法人非営利型の団体です。それぞれが、病院・大学・公立の小中高校のスクールカウンセラー・自治体の子育て相談、私設カウンセリングルーム等、日々臨床に携わっています。過去に大きなトラウマを体験した方々で「トラウマ」が刻み込まれたままになっている場合、何かのきっかけでトラウマが再燃し、重篤なトラウマ・PTSD症状に苦しみ続けています。このような方々に出会うたびに、「重篤なトラウマ・PTSDに苦しむ方々の回復のために役立ちたい」という思いは募り、「長野トラウマケアセンター」の設立に至りました。
2 プロジェクト参加の目的
思いは200%ですが、資金は0からの出発。自治体の起業支援事業を活用して、なんとか出発できました。今後、研修会や勉強会を定期的に開催しながら、参加費を運営資金に充てていくなど、できる取り組みから努力を重ねていきたいと考えております。近い将来、「トラウマ・PTSDの専門治療を低額で提供する」ことも目指していますが、そのためにも、まずは、トラウマ・PTSDに関する正しい知識・理解を多くの人に広げることや、トラウマ治療の専門家の育成などの土台作りが急務です。まずは、出発の年、このプロジェクトを進めていくために必要な費用について、少しでもみなさまにご賛同いただき、ご支援がいただければ嬉しいです。どうぞ、宜しくお願い致します!
3「長野トラウマケアセンター」の目標
トラウマ・PTSDに苦しむ方々が、一日でも早く平穏な日常を取り戻せるように、ご自身の回復力を発揮できるように、支援をしていきたいという社会貢献が設立目的です。
私たちの活動は、ご本人へのトラウマ治療はもちろん、関係機関との連携、そして、トラウマへの治療に携わることができる心理士の育成、トラウマへの関心・理解を広める啓蒙活動を継続していくことです。
特に、トラウマ治療については、効果が検証されている方法を、きちんと継続して受けられるようにできるためにも、1回の治療費ができるだけ安価で提供できるようなシステムづくりも目指していきます。
(1)重篤なトラウマ・PTSDの治療を低額で提供します
トラウマ・PTSDの専門的な治療を希望する人が、重症度や治療必要性、経済状況によって一定の条件を設定し、条件を満たした場合は低額で治療を受けられる体制を、段階的に整えていきたい。
(2)世の中に「トラウマ」の正しい理解と寄り添いの輪を広げていきます
今や「トラウマ」という言葉はメジャーであり、幅広く、さまざまな捉えられ方をしている。そのため、トラウマ・PTSDで苦しむ方たちのもつ辛さ・生きにくさの本質的な理解に届きにくくなっている。一般の方々にも、トラウマやPTSDの正しい知識と理解のための研修会や啓発活動を企画・運営し、トラウマを抱えながら生きる方に心から寄り添える社会の実現に貢献していきたい。
(3)県内のトラウマ・PTSD治療に携わる心理等専門職のスキル向上をめざします
トラウマ・PTSD治療の専門研修の機会が都市部と比較して非常に少ない。県内の心理等専門職が、さまざまな専門的アプローチの方法を学び、レベルアップすることで、治療できる場所、機会の増加、治療法の選択肢を増やしていきたい。
(4)治療のできる関係機関と連携します
医療機関をはじめとする関係機関とつながり、つなぎ、連携しながら、効果的な治療を提供していけるシ