この「 リカバリーコストの捻出 」を、一つのゴールとして、影響力のある皆様からの発信により、数多の廃棄物由来のリサイクルフローに影響を与え、廃棄物の削減を目標にしています。
プロジェクトをやろうと思った理由
環境によい、ECOだと思っていた活動が、実際には「 そうでもない… 」という結論に至ることは、よく聞く話です。
具体的には、SDGsから植林・レジ袋・ストローまで、あまり効果がはっきりしない取組みが、メディア露出によってECO活動として取り上げられ、貢献した気持ちになった。しかし、実際には効果のないことを後で知り、環境配慮活動が嫌いになってしまうことが往々にあります。
そこで、各企業の皆様が「 SDGs 」や「 ECO/環境によいこと 」 を取組む前に、検証する手段として、様々な角度から情報を得ることで本当に進めてよい事案か、自分達で判断できるカになりたいと、考えました。
本当に考えなければならない問題に目を向ける、関心を持つ、きっかけになりたいです。
過去の事例でいうと、「 生分解性プラスチック 」「 バイオマスプラスチック 」などリサイクル商品として製造しても、結果、廃棄物としてしか流通しない…話は有名なかもしれません。
最近起こった、分かりやすい例を上げると「 レジ袋の有料化 」…何が問題とされているか
「 化石資源:石油の大量消費 」「 海洋汚染と生態系への影響 」「 大気汚染と地球温暖化への影響 」「 人体や生物への影響 」です。
何を目指しているか「 プラスチックごみを減らす 」
何をしたか「 レジ袋の有料化 」
何が起きたか
「 レジ袋:汎用プラスチック:PE/PP 」の使用量が減り、「 エコバッグ 」というリサイクル商品の販売量が増え、一般的に工業用のエンプラ類の使用量が増えています。
・日本国内で発生するプラスチックごみの廃棄量の内、発生量が2%程度と言われる「 レジ袋 」の廃棄量が減っている、と思われます。
・「 海洋汚染 」として報道されているレジ袋や廃棄物由来のプラスチックは、輸出が出来なくなった中国での管理不足からなる不法投棄は、減っている可能性があります。
・その代わりとして、中国を除く、東アジア・東南アジアへ、管理能力不足:不法投棄:野積み×台風などによって、多くの「 日本語が印字されたプラスチック類 」が、中国から、発生場所を変えて、海洋汚染に繋がっている、と推測します。
・法律施工前は、仕入:△1.5/枚だったモノが、施工後は、売上:¥3~5/枚ですから、大規模小売店が儲かっています。( 大規模小売店が儲けてはいけない、という意味ではありません。 )
「 ストロー 」と「 レジ袋 」の消滅が、プラスチック類における環境問題は解決になる、と考え、「 レジ袋の有料化 」という対策を始めました。ECOだと信じている活動をして頂く多くの方々に「 リサイクル 」が悪者になってしまった、と実感しています。
すべての参加者( 事業者・エコバッグ購入者… )の皆様が悪意を持って進めた取組みではありません。もちろん、理解します。しかしながら、得た収益を付加価値「 リサイクルができる社会貢献 」と捉えることができれば…と深く憂慮いたします。
このプロジェクトによって、今まで「 リサイクル2.0 」でやってきた方法通り、違法性のないリサイクルスキーム構築とその過程におけるエビ