さらに、薪ストーブを暖房設備として設置するだけでなく「床暖房」として導入することで、盆地で底冷えしやすい小川町でも、利用者にとって快適なワークプレイスとなります。
薪からはじまる地域循環(サーキュラーエコノミー)の図
石蔵コワーキングロビーの利用イメージ
薪ストーブ床暖房を設置する石蔵コワーキングロビーは、「コワーキングスペース」と「レンタルスペース」の2Way利用で運営していく方針で考えています。
具体的には、以下のような会員制料金になる予定。
また、「都市で働く人のインスピレーションを刺激して都市と里山文化が出会い化学反応が起きる場所」となるように下記のような施策も取り組んでいこうと考えています。
・SDGsや日本人の文化などにフォーカスした研修会や講演会
・ソーシャルマインドをもった社員の育成プログラム
・町内の田んぼや畑での農業体験
・食の自給が体感できるような食事会
・多様な文化にふれる映画上映会
・里山エリアにも足を伸ばせるレンタサイクル
大谷石の厳かで有機的な空間が、働く人のより強いインスピレーションの源となり、想像力と創造性が高まる場所になることを願っています。
資金の使い道
今回の薪ストーブ床暖房を設置するのに必要な初期費用は総額250万円です。予算内訳は、以下の通り。
薪ストーブ及び煙突の設置 :160万円
温水式床暖房の設置 : 65万円
クラファン手数料 : 25万円
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予算合計 :250万円
また、本プロジェクトは All-in方式 で行いますが、石蔵を「まちなかと山をつなぐ場所」にしていくために、不足が生じた場合でも自己資金で実施いたします。
加えて、薪ストーブ床暖房の維持管理には、年間20万円程度の薪代と年間5万円程度のクリーニング代がかかります。今回のクラウドファンディングのリターンに「薪を贈る」というメニューを含めていますが、そちらの支援で集まった薪代は2021年冬季に必要な薪の購入費に充てさせていただきます。
もし目標額以上の支援が集まった場合には、今回予算の都合で実現できなかった薪置き場の設置や薪割り機の購入など、薪の利用を促進して小川町の森林保全に繋げていくための費用として使わせていただきます。
なお、また石蔵コワーキングロビーは、2020年11月に着工しており、2021年4月中のオープンを予定しています。薪ストーブ床暖房も、ほぼ同じタイミングで設置導入される予定です。
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
本プロジェクトは、特定非営利活動法人あかりえにとって大きな挑戦となりますが、石蔵オーナー、小川町役場、株式会社竹中工務店をはじめ、たくさんの町内外の方々の支えがあったことでスタートを切ることができました。
今回の「薪ストーブ床暖房」を設置することは、石蔵コワーキングロビーを快適な環境にしていくことはもちろん、その場所を越えて、利用者と地域資源とを結び、持続可能な社会のモデルとなる、新しい循環の仕組みをつくる一歩だと信じています。
小川町に縁の深い人だけでなく、小川町にまだ来たことのない方とも、
一緒に小川町で多様な地域社会を持続的に作っていけたら嬉しいです。
ぜひ皆様のお力添えをよろしくお願いいたします。
プロジェクトメンバーからのメッセージ
応援のコメントが届いています
NPO法人グリーンズ代表理事
greenz.jp編集長
鈴木菜央(Nao Suzuki)
日本有