はじめに・・・・・・札幌ユネスコ協会会長 横山 清
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」(ユネスコ憲章前文より)
1948年、この理念に共感した市民の力で「札幌ユネスコ協会」が誕生し、
以来、70年以上国際平和を目標に、途上国に学校を建てる世界寺子屋運動や、地球環境や世界遺産の保護活動、青少年の育成などをテーマに活動を行ってきました。
特に日本ユネスコ協会連盟が行う世界寺子屋運動の協力強化を活動目標に、札幌ユネスコ協会では10年前「世界寺子屋プロジェクト」を発足させ、カンボジアに重点を置いて寺子屋の建設やソーラーパネル・井戸の設置を支援してきました。また、東日本大震災発生直後より、被災生徒の就学を援助する、日本ユネスコ協会連盟の「東日本大震災こども支援募金」への協力も継続しています。
これらの活動資金を捻出するために、会員から寄付金を募る他に、毎年街頭募金・ユネスコカレンダー市を行ってきました。
しかし、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、開催予定だった事業の中止を余儀なくされ、今までの支援活動に支障をきたしています。この度、クラウドファンディングにより資金のご協賛をいただき昨年までの支援の継続を目指したいと考えております。
皆様のご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
●新型コロナウイルスのために以下の活動が出来なくなりました!!
ユネスコカレンダー市 (三密です~開催中止)
1981年より、活用されないカレンダーを企業や個人から寄贈していただき、ボランティアスタッフにより分類整理後、必要な方へ販売する、「ユネスコカレンダー市」を行っています。その売上金は「ユネスコ世界寺子屋運動」「UNHCR国連難民高等弁務官事務所」「東日本大震災子ども支援」「道内ボランティア育成支援」等に寄付してきました。2020年度実績約2,500,000円(このクラウドファンディングでは「ユネスコ世界寺子屋運動」「東日本大震災子ども支援」に寄付いたします。)
街頭募金(学生の感染防止のため中止)
毎年9月札幌近郊の学生に協力をしてもらい市内14か所でカンボジアに寺子屋を建てる募金活動を続けてきました。2019年は14校~119名の生徒さんの協力で行い329,222円集まり全額寄付しました。
このプロジェクトで札幌ユネスコ協会が継続したいこと~
日本ユネスコ協会連盟が行う以下の活動への募金協力
1 カンボジアの寺子屋建設資金
2 寺子屋の図書入れ替えと清潔な水を供給する浄水機・井戸の設置
3 東日本大震災こども支援への募金協力(ユネスコ協会就学支援奨学金)
本プロジェクトは日本ユネスコ協会連盟の活動への募金を札幌ユネスコ協会が呼びかけるものです。
1 カンボジアの寺子屋建設資金
今年は18校目めのポぺル寺子屋が開校しました!
日本ユネスコ協会連盟主催のカンボジアスタディーツアーに札幌ユネスコ協会会員が参加
貧困による負の連鎖の原因は「教育」の不足
発展途上国にみられる、貧困による負の連鎖は非常に大きな問題です。教育を受けられないことで、読み書き・計算が出来ない「非識字」の状態で大人になってしまい、仕事に就けず、収入が少ない状態が続き、さらには本人や子どもが教育を受けられな