石巻、最初で最後のラッパーと”10年後の3月、配信限定路上LIVE”を共に作ろう

石巻、最初で最後のラッパーと”10年後の3月、配信限定路上LIVE”を共に作ろう
「あの3月」から10年を迎える宮城県・石巻市。「石巻、最初で最後のラッパー」を自負する「楽団ひとり」が4枚目のフルアルバムを引っ提げ、頼れるゆかいな仲間たちと共に「街そのものをステージ」とした配信リリースライブを慣行します。地元の悪ガキたちが企むいたずらの片棒を一緒に担いでみませんか?


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石巻、最初で最後のラッパーと”10年後の3月、配信限定路上LIVE”を共に作ろう
5 ~ 6 分
【概要】

ハローハロー。おはこんばんちわ。「石巻最初で最後のラッパー」を自負しております、「楽団ひとり」と申します。前置きが苦手なので単刀直入に書きますね。

2021年3月12日、4枚目のアルバム「NEXT DECADE」をリリースします。同日22:00から、路上配信リリースライブを行います。

その製作費と運営費をCDとチケットの売り上げで賄うべく、今回クラウドファンディングというフォーマットを利用することにしました。

※ ※ ※ ※ ※

こっから先、いろいろ書くだけ書いたけどさ。

シンプルに、奪われたものを奪い返すための作戦なんよな。

口元を布で覆うのには慣れてきたけど、会いたくても会いに行けない人が多すぎる。

そんでも、前に前にもがいてないと気が済まないのよ。この10年で痛いほど経験してきた。

「この次ね」「またの機会に」ってのを俺は一切信じない。

その「またの機会」とやらが、永遠に来ないかもしれない、ってのを知ってるから。

だから、今を、全力で生きるんだ。

今を、一緒に遊びませんか?
【経緯:序】

※ここから先は殆ど僕のモノローグに近いので、読まずに飛ばしていただいても構いません。

あの3月から10年が経とうとしています。マグニチュード9.0は一撃で僕らの生活、いや人生を激変させました。これに関しては皆さんも周知のことかと思いますので多くは語りません。

しかし少なからず、ポジティブなこともありました。こと僕の住んでいる辺りは、街そのものが前向きにもがき続けています。そこにかつてあった風景と共に、余計なしがらみも流されました。出会うはずがなかった人々が出会い、偶然が連鎖し、起こるはずがなかったことが起こり、あらゆるネガティブを蹴散らして、この街の人たちは今もここにいます。あの3月から地続きの10年目、1秒先さえ予想だにできなかった未来を、ここで生きています。ここで得た経験は、僕にとっての誇りであり、財産であり、僕そのもの、と言っても過言ではないと思っています。マジで。

例えばそれは、クリエイターやアーティストの遊びがそのままパーティになったり。

BBQの延長で始めたブロックパーティがあっという間に大規模なお祭りになったり。

僕個人にもっとフォーカスすると、演劇の舞台装置としてラップをさせていただいたり、結婚式の式辞代わりにアカペラで一曲ラップしたり、「街を散歩して言葉を集めて、半日で一曲作ってこい」とかいう無茶ぶりが飛んできたり。とあるアーティストさんのMV撮影のために屋外DJパーティをでっちあげたりもしましたね。ラッパーとしてはむちゃくちゃな経験ばかりですが、おかげで普通のHIPHOPイベントで普通にライブするのが逆に退屈に感じるほどになりました。この街にいて、あの震災がなければ、僕は今ここにいません。

ほんとみんな、次から次へといろいろコキ使ってくれんのな。楽しいぜ。ありがと。

だけどさ、こっからはまた、いままでどーりにはいかねーみてーなのよ。

ちっと付き合えや。
【経緯:破】

「です・ます」調に飽きたんで、口語体で行かしてもらうかんね?ラッパーてのは自分語り大好きだかんさ、まだまだ行くよ。

こと2019年から2020年初頭に関しては個人的にいろいろあったわけ。先輩っていうか友達っていうか相方っていうか、とにかく付き合いの長かった知人が突然死んじゃったり、かつて自分も