はじめに・ご挨拶
はじめまして、プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。蒜山高原で練乳屋を営んでおります「蒜山練乳」の眞山です。 蒜山高原は全国にも珍しいジャージー牛の放牧地。ジャージーをこよなく愛する友人が育てたストレスフリーなジャージー牛の新鮮牛乳を用い、職人が毎日手作りで練乳をつくり、それをソフトクリームやアイスコーヒーとともに蒜山高原の直営店で提供しています。
このプロジェクトで実現したいこと
蒜山高原のこだわりジャージー牛から絞った牛乳で2日以内に練乳をつくります。その練乳でクラフトクッキーをつくります。
新型コロナで蒜山高原に訪れる人が減少しております。この間を活用して以前より多くの声をいただいておりました「食べる練乳」の開発を進めてまいりました。このプロジェクトで多くの方に練乳の魅力や蒜山高原の魅力を知ってもらい、コロナが収まった後には、以前よりも多くの方に蒜山に来ていただくことにつながればと考えております。
私たちの地域のご紹介
蒜山高原(ひるぜんこうげん)は、岡山県北部の真庭市に位置する高原地帯です。
関西以外の方には、(地名の読み方も含め)馴染みがないかもしれませんが、「西の軽井沢」とも呼ばれる日本を代表する高原リゾートのひとつです。京阪神・中国・四国地域をはじめ広域からの観光入り込みがあり、特に初夏〜秋にかけてにぎわいます。乳脂肪分が高く濃厚でクリーミーな牛乳がとれることで知られるジャージー牛について、日本一の飼育頭数を誇ります。
プロジェクトを立ち上げた背景
トライアスロンを趣味とする私(眞山)は、競技や練習のため国内各地を自転車でライドしてきました。その中で、私のふるさとでもある蒜山高原の恵まれた自然を再認識し、仲間たちにも体験してほしいと思い、地元でトライアスロンのコースづくりや大会の企画・開催の活動をしてきました。
私たちが、蒜山高原で「練乳屋」を始めたきっかけも自転車と関係があります。サイクリストたちが、ライドの途中で気軽に立ち寄ることができる場所をつくること、また、トレーニング後の楽しみとして、自分へのご褒美となるようなスイーツを用意することが、当初のコンセプトです。そして、地元の食材を使ったスイーツとして思いついたのが「練乳」だったわけです。これまで、地元の最高の乳牛農家と熱い議論を重ね、トライアスロン仲間の暖かくて厳しい意見を聞きながら、手探りで試作を重ね、練乳の商品化を進めてきました。今も進化を続けています。
蒜山高原にある直営店舗「Mountain Mountain」では、フレッシュなジャージーの乳を職人が手作りで練乳に加工。その練乳をふんだんに使ったソフトクリームやアイスミルクを楽しんで頂いております。
残念ながら、新型コロナ感染症の影響で、昨年(2020年)と今年(2021年)はトライアスロン大会の開催を断念しました。また、蒜山高原への来訪者やサイクルツアーへの参加者も激減しています。国内各地の仲間たちが、気にかけてくれるのですが、当地へお迎えできない状況が続いています。
私たちは、自粛期間中、国内各地の皆さまに対して、蒜山高原の自然・風土を感じていただき、コロナ禍が収束したら訪問してみようと思っていただくためには、どのようなコミュニケーションがよいのか考え続けてきました。
今回のプロジェクトでは、「食べる」練乳として、新鮮な練乳の風味を閉じ込めたクッキーを開発しました。私たちの店舗では、ソフトクリームやパンケーキに「かける」練乳、アイスミルクやコーヒーに入れて「飲む」