日本には様々な課題があり、
・食品ロス(おにぎり1日1億個以上の食品が廃棄)
・環境問題(豊かさを追求することで気づかぬうちに地球に多大な負荷をかけている現状)
・夢を語りづらい世の中(現実主義で暗いニュースばかり)
など、他にも様々な課題がある中、
誰もが夢や希望を持ち、ヒトとヒト、ヒトとモノ、ヒトと場所を繋ぎ
当たり前の中にある感謝に気付きながら
この田舎から明るい未来をつくっていきたいという願いがあります。
0から1を生み出し、一人一人が社会課題に対して
ミッションを遂行するお仕事をする。
はじめまして、こんにちは!!
高松市東植田にある麦縄の里でそうめん屋を営んでおります。
今回のプロジェクト主の真砂泰介です。
私は小学校3年生まではそうめん業の盛んな小豆島で暮らしていました。
その後、高松に移住し野球一筋という日々を送りながら今の仲間たちに出会ってきました。
高校卒業後は地元企業に2年間就職しましたが家業であるそうめん屋に入りました。
そこで、働く中で業界全体の課題や手延べ製法という伝統技術を後世に残していきたい!という思いを抱くようになりました。
手延べ製法 1
25歳で『麦縄の里』となるこの地を見つけて、周囲に反対されながらも1年かけて購入することができました。
購入当時の写真 (麦縄の里土地購入時)
275坪ある荒れ果てていた土地を仲間たちと整備して流しそうめんのお店を
麦縄の里にオープンし、夏季にはたくさんのお客さんが来る場所になっています。
↓ 現在の麦縄の様子はこちら
麦縄の里について詳しくはこちらをクリックしてください
2013年には長男が生まれ『食』『地域』な
どに関心を持つようになり、こだわりのお店だけを集めた『麦縄まるしぇ』を年2回開催しています。
2015年には、三木町でたくさんの人を巻き込み『流しそうめんギネス世界記録』に挑戦しました!
放置竹林の有効活用、廃校の利活用、子供達に挑戦することの素晴らしさを伝えたいとの想いで4,000メートルもの長さの竹を繋ぎ、人をも繋ぎました。
結果、ギネス世界記録は更新できませんでしたが、地域の人たちとの濃い繋がりや、新しいチャレンジをする時に集まってくれる仲間がたくさんできました。
その後、長女と次男が生まれ今では3人の父となりました。
麦縄の里に創作そうめんのお店と暮らしの道具店をオープンし、いろんな人達のこだわりや想いを発信できる場所へと変えています!
現在、麦縄の里には創作そうめん屋すする、シュークリームのお店 市ichi、
クラッチコーヒー 、shiroカヌレ、里の暮らしの道具店
などのお店があり、それぞれに”長く愛されるものづくり”をテーマに商いをしています。
春には、里のむすび、ほ〜ぷバーガーなどの仲間が加わり
さらに持続可能な社会を作っていく為の場になります。
チャレンジショップ、レンタルスペースなどを用意し、
熱い想いをもった人であれば
誰もが手軽に利用できる施設になります。
衣・食(職)・住に携わるこだわりのある作り手さんを
定期的にお招きし、POP UPショップとして
モノ作りに対しての想いを発信します。
(麦縄の里複合施設完成図)
多種多様な人たちが集まる場所だからこそ、
プラスのコミュニティが生まれ、
今まで知ることができなかった課題に気付いたり、
それに対しての道すじを教えてくれる人がいたり、
夢を語り合える仲間ができたり
この麦縄の里は地域に必要不可欠な場所になっています。
今、現在いるメンバーとして、
2020年2月に当時21歳の市原が素材にこだわった
シュークリーム専門店『市』をオープンしました。
地域のこだわりが詰まった厳選した素材を選び、栄養価の高いきび砂糖の「花見糖」、
しぼった日がわかるしっかりと生産管理された「低温殺菌牛乳」「平飼い卵」を用いています。
(※市ichi シュークリーム)
その3ヶ月後には、当時21歳の寺井がスペシャリティコーヒー専門店『クラッチコーヒー』
とカヌレ専門店『shiro』をオープンしました。
スペシャリティコーヒーとは、生産されている土地、生産している人、収穫後の生産処理方法、生産処理をする人、買い付けから流通ルート、焙煎する人、抽出する人と、カップに入れて提供されるまでの一連の流れで、品質管理がされているということです。
大量消費が進む今、安くコーヒー豆を仕入れ提供するのではなく、生産者・農園を守り
かつ高品質なコーヒー豆を消費者へ供給しています。
(※クラッチコーヒー フードトラック)
(左:寺井 右:市原)
若い彼らが挑戦する姿勢は地域の若者や大人達に刺激を与え、誰でも挑戦できるという姿勢を見せてくれています。
そして、4月からはシンプルだけど美味しいを厳選した
香川県内のお米で作ったおむすび
1番出汁で作った汁
地元で取れた季節の野菜の一品
人と人をむすび
人とモノをむすび
人と場所をむすび
人とコトをむすび
いろんな縁をむすぶお店になりたい
「里のむすび」も出店します。
(※里のむすび)
他には、環境問題・健
康・動物福祉の観点から動物性の食材を使わずに
植物性の食材のみでハンバーガーを作る、「ほ〜ぷバーガー」などの仲間が加わり
さらに持続可能な社会を作っていく為の場になります。
(※ほ〜ぷバーガー)
「食」以外にも、
こだわりがあり、顔がみえる作家さんの想いが詰まった
暮らしを彩るさまざまなアイテムが揃った
「里の暮らしの道具店」も出店します。
(※里の暮らしの道具店)
(麦縄の里複合施設イメージ図)
支援していただいたお金は、「食(職)」をメインに「衣」「住」を通じて、
さらに持続可能な社会を作っていく為の場づくりに充てさせて頂きます。
麦縄の里複合施設 建設費用 ¥ 30.000.000
戦後、高度経済成長期にモノづくり大国日本として
効率良く、大量にものづくりをしてきた結果、
ものに対しての価値が壊れてしまい、
たくさんのものが簡単に捨てられてしまうようになりました。
本当に残していかないといけないものづくりとはなんなんだろうか。
環境問題や食品ロスといった課題は
ものを粗末に扱い、食べることは命をいただくことという
当たり前の中にある感謝を忘れてしまった結果ではないのだろうか。
長く愛され使われるものを作っていくことはこれからの世界にとって
絶対にしていかないといけないことだと思います。
「買い物は投票」
生きていく中で誰もがする消費活動を
今一度、見つめ直し、本当に大切なものにお金を使うべき
と気づきを与えれる場所にしていきたいと願っております。
麦縄の里代表 真砂泰介