ご挨拶
はじめまして、菊川 浄(きくがわ じょう)と申します。
脱サラ後、横浜市で熊本郷土料理「熊本馬料理うまかつ」開いて3年になります。
少し既存店のお話をさせてください。熊本・玉名出身の私は何故関東で食べる馬刺しが、なぜ熊本で食べる馬刺しと全く別物なのか?と思ってしまう店舗が多いことに疑問を感じ、大学時代馬刺し料理屋で働いていたノウハウを用い、関東でも本場熊本の味をお手頃価格で提供できる店を作りたく今まで精進して参りました。熊本の郷土料理や特産品、熊本の地酒(米焼酎、日本酒、クラフトビールなど)にもこだわり、熊本の店として精進して参りました。
熊本馬料理うまかつ facebookページ
球磨焼酎との出会い
熊本県人吉・球磨(くま)地方に昔から伝わる米焼酎、「球磨焼酎」は熊本人なら知らない人はいない地元の焼酎です。しかしながら、熊本市内のお店にはほとんど置いてありません。大学時代までいた私も、恥ずかしながら27酒蔵があり、それぞれいろんな種類のお酒を造っているなど全く知りませんでした。
「熊本人は球磨焼酎を知らない」これが大多数の熊本人だと…
知人より高橋酒造株式会社久保田本部長をご紹介いただき、熊本人吉・球磨の酒蔵をご案内して下さったとき、酒蔵さんの想い、造られている焼酎に触れ、こんな素晴らしい焼酎が地元にあったのだと実感いたしました。
球磨焼酎組合 https://kumashochu.or.jp/
この出会いをきっかけに「熊本馬料理うまかつ」と「球磨焼酎」は結びつきを強くしていきました。
当時経営に頭を抱えていた私にとって「球磨焼酎」は正に救世主、お客様への反応も良く、「こんな美味しい焼酎があったとは」、「熊本行ったことあるけど知らなかった」など、熊本の魅力を再認識し、大げさではなく経営を続けられたのもこの球磨焼酎との出会いであったと言えます。球磨焼酎に関わる全ての方々に感謝、恩返しをすべく今に至っております。
熊本南部豪雨災害
令和2年7月4日、熊本南部に振り注いだ雨は球磨川水系に氾濫を起こし、人吉・球磨地方に甚大な災害をもたらしました。27ある球磨焼酎の酒蔵も3蔵が壊滅状態、今でも2酒蔵は再開の目途が立っておりません。当店でも少なからず力になれるように募金活動を開始、球磨焼酎1杯につき100円の募金、お客様の募金額の見える化をするため”くまモンブロック”を導入し、何杯(何円)貢献いただいているのか楽しみながら実現できる仕組みも作ってまいりました。
★ たくさんの方々から球磨焼酎を飲んでいただきました★(昨年末実施時の一部金額)
コロナ蔓延の中、時短営業や休業も多く、なかなか貢献できない状態もありましたが、合計募金額はもう少しで100万円に迫る勢いで本日までやってきました。
熊本の地物を使い、熊本の良い商品を全国に発信し、熊本にお金が落ちる仕組み作りを考えてこの3年間店舗運営をしてきました。
新業態「熊本式からあげ うまかつ堂」と球磨焼酎
熊本式からあげ「うまかつ堂」とは熊本の食文化と情報、新しい提案の発信をおこなうアンテナ店として誕生する第2歩目のお店です。ここでは球磨焼酎に特化し、球磨焼酎ハイボール、略して「球磨ボール(くまボール)」でカジュアルに提供、その認知度を一気に広めていきたいと考えています。
★球磨焼酎のソーダ割、その名も「球磨ボール」★
「熊本式からあげ」は鶏肉を熊本の調味料を使い漬け込んだものをカラッと揚げます。
また食べ方が独特なのです。
1)球磨地方の一部にある鶏唐揚げを調味