まず私たちの紹介をさせてください。
ヴィレッジ・セラーズ株式会社は、1987年創立。オーストラリアワイン輸入を皮切りにニューワールドワインを扱う輸入卸業者として、創業以来34年に亘り、ワインを愛する本当にたくさんの方々に支えられてきました。現在は、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、チリ、アルゼンチン、フランス(シャンパーニュ)の計6カ国から直輸入し、酒販店様、飲食店様、ホテル様などに販売。
プレミアム家族経営生産者を中心とするポートフォリオに、多くのご支持をいただいています。
また老舗インポーターとして、(一社)日本ソムリエ協会とともに若手ソムリエの海外研修をサポートするなど、ワイン業界の将来の担い手育成にも努めています。
コロナ禍の現在、飲食業界では酒類の提供が制限され、販売の低迷が続いています。その一端である弊社も同様に大変な痛手を被っています。しかし、私たちが今もっとも心配し、心を痛めているのは、繰り返される酒類の提供制限や時短営業要請により、飲食業やサービス業が長期的なダメージを受け続ける過程で、貴重な人材や文化が失われていくことです。
ワインのプロフェッショナル「ソムリエ」になり、日々向上していくには、机上の知識だけではなく数多くのワインに触れ実践を積む必要があります。それには多くの費用がかかります。
ソムリエ試験などワイン関連資格試験をパスするにも、テイスティングの訓練は必要不可欠です。しかしその訓練のためには費用面をはじめ、さまざまな負担があるという声が聞こえてきます。
例えば、
・フルボトルで一通り揃えようとすると、費用がかかりすぎる。
・一度に多くをテイスティングしたいが、開栓後のロスを考えるとためらいがある。
・準備したワインが(残ったワインも)冷蔵庫に入りきらない。
・フランスなどを中心に経験を積んできたが、ニューワールドワインは自信がない。
・コロナ禍、また遠隔地のため試飲会や勉強会への参加が難しい
といった悩みです。
そういったお声を聞き、私たちヴィレッジ・セラーズは、
・独自のワインの小瓶詰め替え技術と自分たちが輸入するワインを生かし、これらのお悩み・問題点を解決したい、
・さまざまな課題をなんとかやりくりしながら、ソムリエを目指す皆さん、困難に直面しながらも学び続けるソムリエさんたちを応援したい
と考え、このプロジェクトを立ち上げました。
コロナ禍により、多くの試飲会やイベントが中止、延期となりました。同時に、リモートによるセミナーなどオンラインでの活動が急速に定着しつつあります。
そのような状況において、ご自宅などの環境で多様なワインに触れ、生産者への理解を深めていただくための試みとして、弊社は今年初めより、アルゴンガスを用いた小瓶詰め替えプロセスを開発。まずは業務用サンプルとしてお客様にお届けすることに取り組みました。
<これまでの経験1:USワイン17種小瓶セット(業務用サンプル)>
2021年2月:酒販店様やレストラン様などの顧客様向けに作成。全国のプロフェッショナルの皆様、およびメディアからも大きな反響をいただきました。
今回と同じ100mL瓶で、この時もブラインド・テイスティングに対応するため、ラベルに品名は入れず、別途資料を同封しました。今回は各小瓶のラベルに解答(詳細情報)にアクセスできるQRコードを掲載します。
<これまでの経験2:オールドヴィンテージ小瓶19本セット>
2021年6月:USワインでの経験を踏まえて、弊社が力を入れてきた