はじめに
初めまして。株式会社エアロ、営業企画を担当している小川(おがわ)と申します。
この度は我々のプロジェクトをご覧いただきありがとうございます。
弊社は航空機部品組立事業を原点に、創業以来22年あまり航空機組立一筋の製造業を営む中小企業です。
私たちは期せずして、創業100年以上の伝統を継承するルクセンブルクのワイナリー「Caves Gales(カーヴ・ガレス)」が造る大変希少なルクセンブルク産スパークリングワインの輸入販売ができるという段階まで辿り着けました。
『希少なルクセンブルク スパークリングワインの美味しさを味わってほしい!』
『日本に上陸していない、創業100年以上の伝統を持つ Caves Gales のワインを輸入したい!』
そうした想いから当プロジェクトを立ち上げました。
画像:当プロジェクト担当の小川です。
ルクセンブルクのワインに出会ったきっかけ
航空機の組立に一筋で携わってきた我々が、どうして製造とは全く畑違いの「ワイン」を輸入販売するの? ―― そう疑問に持たれる方が多いと思います。
そのきっかけは2年前… フランスで開催された航空イベント “パリエアショー2019″ へ商談に訪れた時に出会ったところから始まります。
予定していた商談も無事終わり、パリでの滞在最終日。ホテルへ戻り翌日の帰国準備を済ませ、パリの夜の街を少し見てみようと思い散策に出ました。せっかくフランスに来たのだから美味しいワインでも飲んでみたいと思っていたところ通りかかったBARへ入り、何となく目に付いたスパークリングワインを注文しました。
「やっぱりフランスのワインは美味しいな」と思いふとラベルを見ると、”Luxembourg” の文字が。恥ずかしながらヨーロッパのことをあまり知らなかった私は、「どこの国…いや、フランスの地方かな…?」と思いました。
気になってルクセンブルクについてインターネットで調べてみると、「ドイツ、ベルギー、フランスに挟まれた小さな国」だと知りました。そして「国民のワイン消費量がとても多いため自国で作られたワインはEU圏外への流通が少なく、ルクセンブルク産のワインは希少」だとか…
ほぉ~!!それまで全く知らなかった国の、しかも希少と言われるワインに初めて出会い、ワクワクする感覚を覚えました。またその味はスッキリとしていながら味わい深い美味しさで、ほっと疲れを忘れさせてくれたひと時でした。
「パリに出張に行けていいな!」と言っていた会社の同僚にも飲んでもらいたいと、帰りにお土産ショップでルクセンブルクのワインがあれば買ってみようと思い探してみましたが、結局見つからず…
この時はまだ、ルクセンブルクのワインを日本へ輸入しようなんていう考えは全くなく、「また次のパリエアショーでの楽しみが一つ増えた!」なんて思っていました。
画像:パリエアショー2019会場の様子
パリでの出会いから、その後…
2020年に入り、新型コロナウイルスの影響で多くの人が集まるイベントは軒並み中止となり、今年のパリエアショーも延期に。それから世界的な環境変化もあり、ワインのことはすっかり忘れていました。
そんな中、我々のメイン事業である航空関係の仕事で、とある取引先に伺った際にフランス人の方とお話をしていた時です。
雑談の中でフランスワインの話題が上がり、 「フランスで飲んだスパークリングワインが美味しかった記憶がありますけど、やっぱり人気のスパークリングはシャンパーニュですか?」と何となく聞い