山羊ミルクの販売を継続して子供たちの「豊かな心を育むふれあいの場所」を残したい!

山羊ミルクの販売を継続して子供たちの「豊かな心を育むふれあいの場所」を残したい!
子供の豊かな心を育む「動物とのふれあい」を大切にしたいと「あさぎりせいりゅう」を運営しています。しかし、新型コロナと昨年の豪雨災害で被害を受け、運営に困っています。毎日しぼる山羊ミルクを冷凍保存することで廃棄をなくし、年間を通して安定したミルク供給を行う冷凍設備の導入に、どうか力をお貸しください。

はじめに・ご挨拶

はじめまして、私は白柿(しらがき)と申します。子供の「動物とのふれあい」を大切にしたいと考え、約10年ほど前に、熊本県球磨郡あさぎり町で山羊を8頭飼うところからスタートし、多い時には50頭ほどを飼育していました。しかし、昨年の豪雨による球磨川の大洪水で思わぬ被害を受け、更には新型コロナウイルスの影響もあったことから、現在は 20頭を飼育しています。

清流球磨川が流れるあさぎり町の広い牧草地には、幼稚園や小学校の子供たちが毎週のようにヤギさんたちと触れ合いにきてくれます。

私の思い:

子供たちのいじめの問題、親の子供に対する虐待事件・・・等々の世情に心を痛めたことがこの牧場を始めたきっかけです。

子供の頃に「情操教育、感性の育成」の必要性を痛感し、子供たちが 「豊かな自然と、動物と触れ合う」場所を提供し、体験することで、「豊かな心を育む」ことに繋げたいという思いから、「山羊のいる球磨川」牧場を開設し、運営してきました。

人吉球磨は確かに自然が豊かな地域ではありますが、このように気軽に動物とふれあって楽しめるような場所がないというのもまた事実です。

子供たちの心を育む場所が少ない人吉球磨に、この「山羊のいる球磨川」牧場を残すことで、未来の子供たちが「豊かな心」を育んでいけたらと思っています。 
「体の栄養」と「心の栄養」:

山羊のミルクには、母乳と同等の比率で「タウリン」という成分が含まれています。

栄養ドリンクでもお馴染みの「タウリン」には、血中のコレステロールや中性脂肪を減らしたり、血圧の正常化、肝臓の解毒作用の強化や、インスリンの分泌を促す作用で糖尿病の予防や治療など、生活習慣病の予防や治療に効果的な働きをすることが分かっています。

また、「タウリン」には視力の衰えを防ぐ効果もあることから、子供からお年寄りまでいただくことが出来る、健康な体をつくるパワーがたっぷり入った「体の栄養」です。

子供たちは、動物と触れ合ったあと、とてもいい笑顔になって、口々に「かわいいね」と笑顔を振りまいて帰っていきます。

そこには、愛情豊かな感性、つまり「心の栄養」がしっかりと行き届いていると信じています。
ところが困ったことが:

地域の子供たちの「豊かな心」を育むことから入園料は頂かず、牧場を運営してまいりました。そのため、コロナ前までは老後の資金としての蓄えを取り崩しながら事業を継続してきましたが、その資金源も枯渇するにいたりました。

この事業を継続するために、餌代を始めとする飼育・管理費を賄う収入源を確保する必要に迫られ、山羊ミルクや山羊乳ヨーグルト、 山羊乳フロマージュ、などを昨年から販売するに至りました。

ところが、これからという時に新型コロナウイルスにより卸先が影響を受け、販売経路はインターネット販売のみとなってしまいました。

それでも購入していただけるお客様へ販売していたところ、令和2年7月豪雨による大洪水で被害を受けました。

水害で被害に遭った牧草地と山羊舎は、発災直後から駆けつけてくれたボランティアの方々の協力もあり、なんとか無事に整備することができました。

しかしながら、山羊は毎日搾乳をする必要があり、衛生環境が整わない中で搾乳したミルクは、残念ながら製品化することができませんでした。ミルクを分けていただいている山羊さん達への申し訳なさと、山羊ミルクを待っている方々に届けられない気持ちで、毎日心を痛めながら20ℓ前後のミルクを廃棄する現実が待っていました。

日々起こる様々な問題に奮闘しなが