循環する日常をえらび実践するラボ「élab(えらぼ)」を台東区鳥越につくりたい!

循環する日常をえらび実践するラボ「élab(えらぼ)」を台東区鳥越につくりたい!
レストラン、ショップ、ラボの3つの機能で循環型社会の実現を目指す東京の新しい拠点「élab(えらぼ)」をスタートします。共感いただける皆さまとともに立ち上げることをゴールにクラウドファンディングをおこないます。

はじめまして!循環型社会の実現を目指す株式会社fogの代表、大山貴子と申します。

今回のプロジェクトは、日々の暮らしの中から循環型社会を実現すること目的に、東京都台東区鳥越に建設中の「élab(えらぼ)」をクラウドファンディングで共感いただける皆さまとともに立ち上げることをゴールにしています。

思いが溢れてしまい、文章が長くなりましたが、最後までお付き合いください。

気候変動、マイクロプラスチックといった海洋汚染、生物多様性の危機、ゴミの最終処理場問題。これだけ聞くと課題が大きすぎて気が遠くなってしまいそうです。élabはこうした課題を自分達から切り離すのではなく、むしろ自分達の暮らしの中に取り込んでいく。循環を基本とした日常を「えらぶ」場として、例えばこんな拠点にしたいと考えています。

・気候変動と直接的に関わりがあるCO2の排出量が比較的少ない食事を提供する「レストラン」

・日本在来の薬草茶や日常使いできる食材の量り売りマーケットを行う「フードスタンド」

・ただ商品を購入するだけではなく、訪れる人にも循環するものづくりを体験してもらう「マテリアルラボ」

そんな場所ができるのか?実はélabはfogだけでなく、長年に渡って循環に欠かせない領域を探究してきた仲間が関わってくれています。自然のままの野生的感覚を大切に、これから先の循環や持続可能性について考え表現していくべく、「野趣(やしゅ)」というチーム名で活動しています。

ランドスケープデザイナー、薬草使、フードディレクター、シェフ、サーキュラーエコノミー専門家、不動産企画・設計士、デザイナーなど専門性があるメンバーで構成されています。日本が本来もつ土着の文化や自然との関わりや近代の生産と消費について解釈を深め、自然と都市、そして私たち人間が相互作用しながら循環の渦を生み出していくための企画開発と運営を行います。

野趣発足のプレスリリース(2021年6月21日配信)

élabが入居するサイセーズビルは、yohakuの代表・渡辺展行さんとうなぎの寝床の代表の白水高広さんが立ち上げた循環する服「HANMO」の生産・販売を行っているサイセーズ株式会社、そして私大山貴子の会社である株式会社fogのオフィスも入居。1階にélabのレストランとラボ、2階にyohakuのフラッグシップショップとイベントスペースを設け、循環型社会の実現に向けてサイセーズビル全体で「循環の衣食住知」を発信していきます。

遡ること米ボストンの大学を卒業後、就職してニューヨーク・ブルックリンに引っ越し、そこで学んだことがコミュニティへの愛やそれを起点にした市民参加型のソーシャルムーブメントの姿でした。

近所にあり新鮮な野菜を購入できるという理由で入会した生協「Park Slope Food Coop」は、アメリカ最大規模の生協で、月に一度2−3時間ほど業務に従事することで新鮮な地場産のオーガニック野菜(生協から何キロ先の農園で取れましたなどという表記が各野菜に書かれている)が安く買える。仕入れる商品は、月に一回のミーティングでみんなで考える。そこでは、意識の高い会員が「この会社は商品開発に動物実験をしているから仕入れるのをやめよう!」と声をあげたり、生協として気候変動マーチに参加したり、そんなことが日常に行われている場所でした。

そのほかにも日常的に行われているファーマーズマーケット、空き地利用したコミュニティコンポスト、庭先の養蜂・養鶏・廃材を利用したものづくりなど、意識せずともブルックリンでは市民が