障がい者・高齢者と農家をつなぐ 遠隔操作農作業ロボット“BokuRobo”の開発

障がい者・高齢者と農家をつなぐ 遠隔操作農作業ロボット“BokuRobo”の開発
『ベッドの上から農業を!』働きたい障がい者・高齢者と手伝ってほしい農家をつなぐ、ベッド上からでも遠隔操作で農作業を手伝えるロボットをつくりたい!そして、身体にハンデがあっても働くことができる新しいワークスペースをつくり、「できないと諦めていたこと」を「できること」に変えていきたい!

目次

■プロジェクトのビジョン
■自己紹介
■プロジェクトを思いついたキッカケ
■障がい者・高齢者と農家の間に遠隔操作ロボットを導入することで…
■ベッドの上からでも遠隔操作ロボットで農作業ができる仕組み
■リターンについて
■資金の使い道、開発のスケジュール
■最後に

どんなことをするの? プロジェクトのビジョン

はじめまして! 東京都武蔵村山市で農業を営んでいます、乙幡陽太です!

私は働きたい障がい者・高齢者と手伝ってほしい農家をつなぐ、在宅でベッド上からでもロボットを操作して農作業を手伝えるシステムを作りたいと考えています。

そして、身体にハンデがあっても働くことができる新しいワークスペースをつくり、”自分にはできないと諦めていたこと”を”頑張ったらできること”に変えていきたいです!

自己紹介

私は中学生の頃からロボットに興味を持っており、高専から大学院まで9年間、機械工学について学んできました。

自分の母親の足が悪かったことや祖父母と暮らしていたこともあり、高専時代に福祉や高齢者のためのロボットに興味を持ちました。大学では実際に障がい者や高齢者を対象にしたロボットの研究をしていました。

現在は、大学院博士課程を休学し、実家に戻り父とお手伝いのおじさんと3人で楽しみながら農業をしています。農業の楽しさを世に広めようとYouTube活動をしたり、農業の仕組みや野菜を美味しく食べる方法を学ぶために野菜ソムリエプロの資格も取得しました。

障がい者・高齢者×農家を思いついたキッカケ

私の母は足が悪く、小さい頃から日常生活や旅行の際に苦労する姿を見てきました。その経験から身体にハンデがあったとしてもできることや活動範囲に制限がなく、もっと活動的になれる社会ならいいのにとずっと思ってきました。

また、現在実家で86歳の祖母とも同居しており、週2回整骨院への送り迎えをしています。  

祖母は昔からライフワークとして畑仕事をしてきました。なので、今でも草むしりといった畑仕事をしたいと言っていますが、筋力が衰えているため、からだに負担がかかる農作業をすることができません。『ライフワーク:人生をかけてする仕事』

このように、障がいや加齢などによって身体にハンデがあるために、働きたかったりやりたいことがあっても諦めざるを得ない人たちがいることを身近に感じてきました。

農業をやってみて実感した農家が本当にするべきこと

現在の農業が抱える課題もプロジェクトを思いつくキッカケになりました。

私の父は農業を営んでいるので、小さい頃から手間暇をかけて小松菜やトマトといった野菜を育て出荷する姿を見てきました。

私自身も昨年実家に戻り、1年ほど農業をしてきました。ですが、農業には草刈りや種まき、収穫、梱包、出荷などと本当に様々な作業があり、これらすべてを数人で行うのは時間も体力も足りないと思っています。

そして、農業や野菜ソムリエプロの勉強をしていく中で、農業で収益を増やすために本当に農家が時間を使うべきなのは、生活者が求めているものを知ることや育てた野菜を売るためのPRだと気づきました。『PR:広告・宣伝』

なので、PRに使う時間を確保するため、任せることができる作業は人やロボットに手伝ってもらったほうが良いと考えています。

「障がい者・高齢者と農家をつなげたら、課題を解決できるんじゃないか?」

そこで、さきほど述べた身体にハンデがある人の課題と農家の抱える課題の両方を解決するために、働く意欲のある障がい者・高齢者と、手助け