「表浜海岸」は愛知県の東に位置し、長く続く砂浜は「カリフォルニアのよう」と言われる場所です。渥美半島の伊良湖岬から東に約50キロの海岸線で、豊かな自然と広い砂浜が特徴であり、そこに産卵に来る絶滅危惧種のアカウミガメや環境保護活動を知ってもらう為に、多くの仲間(団体)とMALIBU SHIRTS JAPANが手を取り合って立ち上がりました。産卵時期は5〜8月 写真上:NPO法人表浜ネットワークさん 下:あかばね塾さん 提供
この写真を見て下さい。
夕焼けに染まる表浜海岸の風景です。夕暮れ時の表浜海岸はゆったりした時間が流れます。私も、この時間の表浜海岸が大好きです。
でも、この表浜海岸も徐々に風景を変えています。護岸の為の消波ブロックによりアカウミガメが産卵し辛くなったり、様々なごみが砂浜に流れ着いて溜まったり…
私が子供の頃から大好きだった表浜海岸の風景を次の世代にも見せたいなと思ったのが、環境のことや自然保護について知ろうとしたきっかけでした。そして分かった事は、自然を守って行くためには沢山の人の協力が必要と言う事と、みんながちょっと意識してくれるだけでも自然は守られて行くと言う事。
だから先ずは「表浜海岸の今の姿」と「これを少し前の、今よりもっと良い姿に戻す為にはどんな事が必要か」を伝える動画を作って配信する事にしました! 表浜海岸を沢山の人に知って頂き、今後も皆さんの知恵や協力を集めて行く為です。この動画の作成には専門家の協力が必要で、それには費用が掛かります。今回はこの動画作成費用を皆さんのご協力で集めさせて下さい!
表浜海岸は日本でも有数の海岸です。人と自然が共存する有名なサーフスポットであり、絶滅危惧種であるアカウミガメの産卵場所でもあります。表浜海岸の砂浜には、人と海で生きる生き物をつなぐとても大切な役割がある事を知らなかった方も多いと思います。
「人工的な○○」「自然の○○」
反対の意味を持つこの言葉。しかし、本来は人間も自然の一部で、私たち人間も自然無しには生きて行けません。人工的なものに囲まれ便利で安全な現代の生活を捨て去る事も出来ませんが、今のまま進み続ける事だけが正しいとも思えません。日本中の海岸では、護岸工事や人工物によって人も生き物も近寄り難くなってしまった所が少なくありません。表浜海岸もそうで、砂浜を守るための消波ブロックがアカウミガメの通り道を塞ぎ、その命を奪う事すらあります。
これ迄も表浜海岸の自然や環境を守る為に、様々な団体や地元の方々が活動して来ています。例えば、ウミガメの保護活動には大変な根気が要ります。NPO表浜ネットワークのメンバーは5月から8月の間、毎日早朝に約10キロの海岸を巡回します。ひと気のない深夜から未明にかけて産卵に訪れたウミガメの足跡を探す為です。サーファーが海岸に来るよりもっと早い時間、砂浜に人の足跡が付く前にカメの足跡を追って生態調査を行っているのです。そして、この砂浜を守るために海流と砂の関係、川から流れ込む砂の事など、ウミガメ以外の沢山の事も調査し改善方法を考え続けています。
この活動をそっくりそのまま皆で行う事は難しいでしょう。しかし、誰でも出来るビーチクリーンを通して表浜海岸に触れてもらい、アカウミガメの事、砂の事、潮の流れ、波の事、、、この海岸の環境を作っている全てについて、少しでも知ってもらいたい、、、興味を持ってもらう事とがとても大切だと強く感じました。(ビーチクリーン開催については下記)
表浜海岸は、2020年度前期放送のN