あなたは生理の話をパートナーとした事がありますか?家族や恋人や職場の同僚など、身近に生きる女性の「生理」についてどこまでご存知でしょうか?
「生理を理由に怠けている」「機嫌が悪いのは生理だから」などといった理由で十分な知識がないまま悪いイメージを抱いている人もいるのではないでしょうか?
このプロジェクトは生理に苦しむ女性と全ての男性に向けて、メッセージをお伝えしたいと思います。
生理がタブーの時代はすでに終わっている。
あとは無知無関心な男性が準備を整え
紳士になるだけです。
初めまして月経ジェントル研究所、所長の元田きょうへいです。
大学を出て、約13年間、農業の会社でオーガニックレストランに勤務、主に畑仕事と接客、体験のインストラクターをしていました。
その後、月経ジェントル研究所を立ち上げ、男性(生理の経験がない人)が女性(生理の経験がある人)の事を理解するための研究をしています。女性の生理について社会の理解を進めるために各所で講演、ボードゲームのワークショップ等を開催しています。
ある時、お付き合いしている女性が救急車で運ばれたことがありました。その原因が「生理痛」だったのです。その経験が私にとっては非常にショックでした。
普段は誰よりも元気な彼女が、生理の時だけ、なぜこんなにも苦しまなければいけないのか。「生理」って一体なんなのだろう、と謎と恐怖に包まれました。そこから私の活動は始まりました。
それまで、ぼんやりとした存在だった「女性の生理」が、自分で調べるうちに、はっきりと大きな社会問題として浮かび上がってきたのです。
当たり前の存在と思われながら、なぜか未知のベールに包まれた不思議な存在の「生理」。不浄のタブー、セクハラのタブーに遮られて男性がこの問題に触れる機会はほとんどありません。そのためにいつまでたっても社会の理解は追いつかないままです。
そんな男女の乖離を解消するためには男性の生理への価値観をアップデートすることが必要です。正しい知識を持って、ジェントル=紳士的 なコミュニケーションができる男性が増えることを私は目指しています。
生理について積極的に伝えられる機会を作って、社会を少しでも良い方向へ変えていきます。これまで「生理の話」を、周りの身近な人にしてみました。すると、男女関わらず「生理に理解を示す男性」に肯定的な意見を多くいただきました。
生理について自分から学び行動できるヒト
= 月経ジェントル
「生理」は生物学的には「月経」といいます。「月経」について正しい知識を持ち、それを行動に表せるヒト=「月経ジェントル」と名付け、この思想を広げていきたいと思います。
長い間、女性を苦しませてきた生理問題の歴史に、私たちの時代で終止符を打ちたい。まずは生理にまつわる「正しい知識」、これからの時代に沿った「新しい考え方」を、男性の立場から発信していきたいと思います。
男性が生理を理解すれば世界は変わる!
私は、生理理解を深めるため、生理学習ボードゲーム『つくよみゲーム』というものを作りました。
今まで「女性にしか分からない」とされてきた生理や体の内側のこと。それを男性も楽しく理解できるボードゲームです。
ゲームは女性役と男性役に分かれておこないます。女性の体内周期に合わせて最適なデートプランを作るゲームです。
デートプラン大喜利ゲーム
生理中、生理明け、排卵日、生理前、それぞれの期間で女性の心身は驚くほど変化します。
女性の体内周期を四季に例え、「冬は生理の時期」「秋は生理前だから