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【あしなが学生募金】教育を通して子どもたちに選択肢を増やしたい
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初めまして、このページをご覧くださりありがとうございます。
私、あしなが学生募金事務局の斎藤優太(さいとうゆうた)と申します。
2018年西湖でのサマーキャンプの際の写真
あしなが学生募金事務局は、学生が主体となって毎年春と秋に全国の街頭で「あしなが学生募金」を実施しております。毎年、約2億円近くのご寄付を頂いています。その全額を、病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、障がいなどにより親が働けない家庭の子どもたちを、物心両面から支える民間非営利団体のあしなが育英会に寄付し、日本とアフリカの遺児のための奨学金として支援しています。
しかし、新型コロナウイルスの影響で2020年度の春と秋の街頭募金は中止になり、日本とアフリカの遺児の奨学金や支援が滞る可能性が高くなっています。
このクラウドファンディングによる支援は、日本とアフリカ遺児の奨学金支援として使用させていただきます。
2020年度のあしなが学生募金は、新型コロナウイルスの影響で街頭募金の中止を余儀なくされました。今年は、あしなが運動50年の節目の年であり、第100回街頭募金を行う予定でした。街頭募金中止により、遺児支援の呼びかけの場がなくなり、奨学金の資金源確保にすら暗雲が立ち込めており、遺児学生とそのご家族の多くが、並々ならぬ不安感を抱えながら日々を過ごしている状況です。
今、あしながが支援してる奨学生は約 6,500 人(高校、専門学校、短大、大学、大学院)います。もし、あしながが無くなれば、約6,500人の遺児たちが路頭に迷い、教育の場が奪われます。
新型コロナウイルスが流行する前から、「親の経済力によって教育格差が生まれる」ことは世間では騒がれていましたが、今回、新型コロナウイルスにより、この格差は大きく拡大しています。
あしなが育英会の調査によると、遺児家庭の平均月収は14万6,380円(*1)となっており、生活保護受給率は12.8%(*2)に及びます。奨学金なしでは大学・専門学校の学費を捻出できる水準には到底達していません。
(*1)2018年奨学生家庭の生活と教育にかんする実態調査(主査・副田 義也=筑波大学名誉教授・社会学)
(*2)生活保護の被保護者調査(平成30年7月分概数厚生労働省)
多くの遺児学生たちは、学費を奨学金で、生活費をアルバイト代で賄っている者が多くいます。しかし、昨今の情勢のなかでアルバイトのシフトは日に日に削られ、思うように生活費を稼ぐことができず、中には解雇されるケースもあります。
ここで、2020年4月にあしなが育英会が行ったアンケートには全国遺児家庭から多くの不安な声が届きましたのでいくつか紹介します。
・確実に収入減で、新学期には学費の請求がくるので心配です。正社員ではないのでコロナの影響で予定の勤務時間が相当削られてしまい、不安しかありません。(京都府)
・学費支払いができないこと。4月は学費が大量にかかりますが引き落とし不能の状態です。高3なので受験にかかる費用も心配です。今一番困っているのはお金がなく頼る人もいないことです。(静岡県)
・仕事ができなく収入が減って、食べるばかりの子達なのでお金がない。電気代水道ガス代がかかるからもう家族全員で路上生活するしかありません。(福島県)
私生活がままならない中で、教育を受けることはできるでしょうか??
「教育は贅沢だ」と言われたことがあり