【あしなが学生募金】教育を通して子どもたちに選択肢を増やしたい

ます。私もそう思います。実際、お金がなければ教育を受けることができず、高等教育になるにつれて金額は上昇していきます。国立の大学でも4年間で約250万円の学費がかかり、プラスαで生活費などもかかってきます。

「そんなにお金がかかるなら、高等教育を受けなくてもいいじゃないか」と言われるかもしれない…

けど、私は、高等教育を受けることが貧困を脱するひとつの手段だと思っています。

厚生労働省が令和元年度に発表している「令和元年 賃金構造基本統計調査」のデータによると、男性の場合、最終学歴が高卒の平均月収は292.9千円、高専・短大卒の平均月収は314.9千円、大学・大学院卒の平均月収は400.5千円です。女性になると男性よりも低くなり、最終学歴が高卒の場合は214.6千円、高専・短大卒の場合は260.6千円、大学・大学院卒の場合は296.4千円になる。中卒になると、高卒よりも低くなる傾向にあります。

2019年秋の街頭募金での写真

以下、「令和元年賃金構造基本統計調査結果の概況学歴別」『厚生労働省ホームページ』(2020年11月13日閲覧)引用

学歴別にみた賃金学歴別に賃金をみると、男性では、大学・大学院卒が400.5千円(前年比0.0%)、高専・短 大卒が314.9千円(同0.4%増)、高校卒が292.9千円(同0.4%増)となっている。女性では、 大学・大学院卒が296.4千円(同2.2%増)、高専・短大卒が260.6千円(同0.9%増)、高校卒が214.6千円(同0.8%増)となっている。 学歴別に賃金がピークとなる年齢階級をみると、男性では、大学・大学院卒で50~54歳、高専・短大卒及び高校卒で55~59歳、女性では、全ての学歴において50~54歳となっている。学歴別に賃金カーブをみると、男女いずれも大学・大学院卒の賃金カーブの傾きが大きくなっており、男性は女性に比べてその傾向が大きい。

引用先: 「令和元年賃金構造基本統計調査₋結果の概要₋学歴別」『厚生労働省』(2020年11月13日閲覧)

厚生労働省のデータからも分かるように、高等教育を受けたか受けてないかで平均的な収入は変わってきます。家庭環境のせいで、高等教育を受けることができず貧困の連鎖が続くことはあってはならないと思います。誰しもが「教育を受けれる」ことが一つの選択肢としてあるよう世の中を変えていかなければならないと考えています。

私は、大学1年生の時に母親を病気で亡くしました。母親の収入で、教育費を賄っていたので、母親の死別後、大学での学びを諦めようとしていました。母親が亡くなる前までは、大学や専門学校など高等教育には誰でも望めばいける考えを持っていましたが、いざ自分が当事者になった時に、その考えが浅はかであったと痛感させられました。実際に当事者になってみないと分からないことが世の中にはたくさんあると知りました。

そして、誰しもがその当事者になりうる可能性があります!

[小中学生の平均的な親の世代は20代から30代です。]

厚生労働省の人口動態統計年報主要統計表データ₋最新データによる

20代から30代の死亡要因第一位は自殺です。

*全体の死亡率の約40%を占めています。

第二位は、20代で不慮の事故・30代では悪性新生物(癌)です。

[高校生・大学生の平均的な親の世代は40代から60代です]

40代から60代の死亡要因第一位は悪性新生物です。

40代の死亡要因第二位は自殺です。

50代・60代の死亡要因二位は、心疾患です。

上記資料引用先: