はじめに
とっしーの夢:『誰もがお互いの個性を認め合える社会を実現したい』
そのための目標:「障がい者雇用率100%の会社を設立したい」
手段:私の想い、取り組みを社会へ発信するために株式会社Basicincomeと共同立案で映画制作のためのクラウドファンディングを実施
↓↓クラウドファンディング達成↓↓
2021年4月:映画制作がスタート&4か月間、ベーシックインカムとして毎月10万円を受給
↓↓4か月間で起業準備を開始↓↓
①農業の研修を開始 ※なぜ「農業」なのかは後述しています
②想いに共感してくれる仲間、サポーターを集める
③障がいを個性として生かすとっしーの日常とチャレンジを撮影
↓↓2021年9月:映画が完成、配信↓↓
①社会に向けて 「弱さを個性と捉え、認め合うことの価値」を発信する
②共感してくれた人や仲間とコミュニティを形成し、みんなで「誰もが認め合える社会の実現」を目指す
↓↓シーズン2の映画化に向けたクラウドファンディングを実施↓↓
とっしーの夢と目標に一歩近づく
ご挨拶
ここでは私のことを紹介させてください。
名前は飯塚俊幸(とっしー)と申します。私は群馬県館林市の出身で農家に生まれ育ちました。
そして、私は生まれつき先天性難聴という聴覚の障がいを持っています。
普段は補聴器を外し、雑念がほとんど入らない静寂な世界にいます。一方で、本当に大切な声を拾いたい時、補聴器をつけて、耳を傾けて聴きます。
だから私は「超高性能ノイズキャンセリングを生まれ持っている」と自称しています(笑)
聴覚障がいを持つとっしーの中学、高校時代
↓↓文章でも解説しています↓↓
私は中学生の頃、自分の障がいを否定的に捉えていたので、周りの友人に差別をされたくないという思いで必死でした。そのため、本当の自分を見せることができずに自分の殻に閉じこもっていた私はとても苦しかったです。しかし、ひとりの尊敬する友人との出会いにより、私は少しずつ変化していきます。その友人は誰に対しても分け隔てなく接する人で、クラスの人気者でした。彼は私に障がいがないかのように、いつも気軽に話しかけて、聞き取れない私にいつも嫌な顔をせずに何度も同じことを言ってくれました。彼は、私の心を開き、私らしさを引き出してくれたヒーローのような存在だったのです。
私は高校に入学して、その友人のようなヒーローになりたくて、クラスの人全員に積極的に話しかけました。当然、話が聞こえないこともあるので、聞き返します。次第に「もう一度言ってください」と言うのが面倒になって、「なんて言ったの?」を略して、「なんて!?」と言うようになりました。するとこれがお笑いのツッコミのようになり、一発ギャグとしてクラスのみんなに受け入れてもらえ、いつしか”ヒーロー”に近づいていたのです。
この経験を通して、勇気を持って障がいを個性としてさらけ出して発信したことで、お互いに信頼関係を構築できたのだと思っています。誰もが当たり前に弱さを持っているのだから、自分、そして相手に対しても、弱さは個性であると受け入れてもらえたことに気づきました。
「生きづらさ」が蔓延する社会への問題意識を持つ
私は大学へ進学し、アルバイトを通した社会への進出によって、大きなことに気づかされました。アルバイト先の一つで、聞こえにくさによってコミュニケーションが上手く取れず、失敗ばかりしてしまう職場がありました。そのアルバイト先の上司から、こう言われます。
「お前は考え方が甘すぎる!お前は障がい