【早稲田生の挑戦】コロナ禍で中止になった展示会を届けたい!【展示のデリバリー】

【早稲田生の挑戦】コロナ禍で中止になった展示会を届けたい!【展示のデリバリー】
COVID-19の影響で、早稲田大学社会科学部佐藤ゼミは毎年行っていた研究発表展示会の中止を決断しました。ゼミ生で「展示会を行う意味」を例年以上に考えた1年間。この時代に負けず「今を今として形に残す必要性」があると考え、「展示のデリバリー」を決めました。新しい挑戦へのご支援の程宜しくお願い致します。

◼︎はじめに

これは、今年2月に渋谷のギャラリーで行われる「はず」だった私たちの展示会『東京迷子』のご案内のハガキ(DM)です。

私たち早稲田大学空間映像研究ゼミナールは2013年から毎年、自分たちの1年間の研究の集大成として展示を行なってきました。

多種多様な興味を持つゼミ生にとって、ゼミは自分達の興味や関心を研究、表現を通し「試す場」であり展示会は私たちの1年間が大学の外で「試される」大事な場所でした。

緊急事態宣言を受け、今まで当たり前だった展示が開催できなくなってしまった今年。

こんな年に何ができるか考え私たちは皆様に「展示のデリバリー」をすることを決めました。

私たち大学生が1年考えた「新しい挑戦」にご支援頂ければ幸いです。

◼︎早稲田大学空間映像研究ゼミナール(佐藤ゼミ)について

改めまして、こんにちは。
はじめまして。
私たちは早稲田大学社会科学部空間映像研究ゼミナール(佐藤ゼミ)です。

(写真は今年度のゼミの様子です。佐藤ゼミは5月中旬の授業開始に先立って4月上旬からこのように画面越しに集まってました。)

本ゼミでは私たちの生きる都市や生活空間を対象に、写真や映像の表現手法を用い、調査研究を行なっています。

3、4年生は自分の興味・関心をそれぞれの個人研究での形で表現し、
(これは3年生のゼミ有志が作った本年度のゼミのプロジェクトムービーです。)

2年生は主に「毎日写真」という活動で、半年間それぞれの日常を1日10枚以上の写真におさめ続けてきました。

興味関心もバラバラな私たちの研究なのですが、どれも「現代の都市空間・生活空間や人々を研究・表現し、後世に伝える」という点で共通しています。

例年は1年間の研究の集大成として都内ギャラリーでの展示活動(研究発表会)を行なっています。昨年2月の展示会の様子

来場者の方とコミュニケーションを取る大切な場でした。そして今年も2月11日~14日、渋谷のギャラリーLE DECOで展示会「東京迷子」を開催予定でした。

そのコンセプトは以下のようなものでした。

ですが、この展示会は猛威を振るうウイルスの影響を受け、残念ながら開催することができなくなってしまいました。

◼︎展示のデリバリーとは

そこで私たちは、変わり果てた都市での生活と展示ができなくなったまでのプロセスを、もがきながらも歩んできた足跡として後世へ残し、皆様にお届けすることに決めました。

それが箱詰めされた「展示のデリバリー」です。

今回はこの展示でお見せするはずだった研究、感じてもらいたかった思い、そして空間そのものとコミュニケーションをぎゅっと1つの箱に詰め「今年しかできない形」で表現することにしました。

◼︎このプロジェクトで実現したいこと

展示を箱詰めした「デリバリー」の形で表現することで実現したいことは大きく3つあります。(本当は語りつくせないほどあるので、オンラインイベントの際にまたお話しさせてください。)

これは私たち空間映像研究ゼミの1つの使命でもあると感じています。

「この時代の都市や生活を記録し残すこと」が我々の大きなテーマであるとすれば、今こそ、この1年間を形として残さねばならないのではないでしょうか。

これを皆様にお届けすること。私たちはみんなどこかで「オンラインのコミュニケーション・コンテンツ」に対する物足りなさを感じていました。

リアルの体験やコミュニケーションをどうにか今年も届けられないかと考えた結果、会えないなら、届ければいいという結論に至り