コロナ危機で厳しい状況におかれた全国の障害福祉事業所を支援します

コロナ危機で厳しい状況におかれた全国の障害福祉事業所を支援します
コロナ危機で商品の販売機会が失われ、障害のある人たちの工賃、仕事の確保が難しくなっている障害福祉事業所の製品を支援します。コロナ危機で集まることができなくなった全国の障害のある人たちや支援者をオンラインでつなぐイベント(1万人規模)の関連プロジェクトとして実施します。

なくなっています。そういった「場」が消え、再開後も元通りにはならない現状においては、必然的に障害のある人たちの仕事もなくなり、給料・工賃も下がっています。

きょうされんが行なった障害福祉事業所の仕事に関する調査(2021年4月時点)では、障害のある人たちの工賃が減額したと答えた事業所は半数を超え、 減額の平均は-3,241円(就労継続支援B型事業所、2019年4月比)であることが明らかとなりました。

▼【第3回コロナに関する生産活動・工賃実態調査】報告(きょうされん、2021年9月9日)
 https://www.kyosaren.or.jp/investigation/15923/

工賃月額の全国平均額である16,369円(※)から3241円が失われるということは、25万円の給料額にあてはめると約5万円が失われることになります。

※.就労継続支援 B型事業所の2019年度平均工賃は16,369円。
 厚生労働省「令和元年度工賃(賃金)の実績について」より
 https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000760673.pdf

工賃の課題だけではなく、販売機会がなくなって在庫を抱え、新たな製造する仕事がなくなることにより、障害のある人たちが仕事から得る評価や自信、誇りを持つ機会をも失われています。

きょうされんでは、新型コロナウィルス感染拡大の影響が顕著となってきた2020年3月より、販売機会を失い厳しい状況におかれた障害福祉事業所の商品を紹介するSNS上の広報活動、オンライン販売ができるしくみを整え、多くのみなさまよりご協力をいただいてきました。

▼「新型コロナによる売上減に苦しむ作業所を応援しよう」プロジェクト(きょうされん)
 https://www.kyosaren.or.jp/zenkoku-jimukyoku/corona/11411/

「新型コロナによる売上減に苦しむ作業所を応援しよう」プロジェクト(きょうされん)

しかし、これらのとりくみもまだまだ多くの困難のなかにある障害福祉事業所を取り上げるには至っていません。

そこで、「きょうされん第44回全国大会 オンライン 」プロジェクトの一環として、全国各地で新型コロナウィルス感染拡大の影響によって売上が減少した作業所製品をリターンとする、このクラウドファンディングを行なうことにしました。
きょうされんに加盟している1870か所に呼びかけ、応募いただいた商品をリターンとしています(詳細は後述)。
資金の使い道

このクラウドファンディングは、リターン品を製造している障害福祉事業所に、送料相当額や掲載手数料を含めてしっかりと利益が出るようにしています。

※経費項目
 障害福祉事業所還元費(商品金額・送料含む):66万円
 当プロジェクト管理・運用・人件費:24万円
 クラウドファンディング利用手数料:約10万円(9%として計算)
リターン
1.和洋折衷大福『阿弖流為』しあわせりんごアソートボックス
  ¥5,000

■製造事業所
すてっぷ(岩手県奥州市)

■この商品は
米どころ奥州市江刺産のもち米「こがねもち」を杵で搗いた本物のお餅の大福生地に、餡系3種と地元の卵を使ったカスタード3種の和洋折衷大福と、ジョナゴールドのコンフィチュールをたっぷり使ったりんごケーキのセットです。カスタード系大福は半解凍でお召し上がりいただくのがおススメです。

■コロナの影響
食品の売上は25%減、リサイクルは40%減と厳しい状況が続いています