を通じて達成したいミッションは、次の2つです。ぜひ、ご協力をお願い致します。
①LGBTQが困ったときに相談できる無料窓口を拡充するとともに、アウトリーチ活動を通じてLGBTQの権利行使を支えていく体制を充実させていくこと
②誰もが差別されずに誰でも安心して働ける社会を作ること。
(活動に参加する学生や若手社会人のボランティアたち)
POSSEが取り組むLGBTQの支援活動の概要
(1)労働相談と当事者への直接的支援
POSSEでは、LGBTQから電話やメールで相談を受け付け、法律に基づく問題の整理をおこなったのち、それぞれのケースに合わせて、弁護士、労働組合、行政機関などの活用方法をアドバイスしています。電話相談は、平日17~21時と、日曜日の13~17時(水・土は休み)に受け付けています。全国からたくさんの労働相談があります。POSSEの事務所の近郊からの相談の場合には、直接お会いしての支援も行っています。
(相談対応の様子)
また、連携している総合サポートユニオンなどの労働組合と一緒に当事者の権利行使を具体的にサポートしています。例えば、池袋の保険代理店で上司からアウティングの被害を受けてしまったLGBTQの若者の事例では、会社との団体交渉(話し合い)や会社前での宣伝行動、社会へのアピールのためのデモンストレーションなども当事者とともに行い解決へとつなげていきました。
(2020年9月に行った職場でのアウティング問題に反対するデモの様子)
(2)行政との連携
現在、地方自治体の中には、「アウティングの禁止」などの条例を定めている自治体もあります。職場で起きた問題でも行政の支援を受けて救済に結び付けられる場合もあります。私たちは当事者と一緒に行政へ申し入れを行ったり、国会議員や地方議員も同席して行政との交渉をして解決を模索することもあります。
(アウティング禁止条例を設ける東京都豊島区への申し入れの様子)
(3)社会キャンペーンによる問題提起
LGBTQへの労働現場における差別は、社会全体の問題です。私たちは、ひとつひとつの相談を解決にするだけでなく、社会全体でLGBTQが働きやすい環境が実現されるよう社会的キャンペーンにも取り組んでいます。
例えば、履歴書の性別記入欄の削除(履歴書から性別欄をなくそう #なんであるの)や、労災保険の認定基準にアウティングを導入するよう求める(職場で起きたLGBTQへのアウティング被害を労災として認めてください! #職場でのアウティングは労災)など、国の制度上の問題についても私たちは社会キャンペーンを通じて改善を求めています。
(厚労省にて履歴書の性別欄を廃止するためのキャンペーンの記者会見の様子)
(職場でのアウティングによる精神疾患発症を労災として認めるよう求める署名を厚労省へ提出したときの様子)
(4)学習・研究活動
LGBTQが抱える労働問題や差別の実態、その背景を把握するための勉強会も実施しています。また、若手研究者や弁護士とのイベントなどもメンバーで企画・検討し行っています。
(学習活動の様子の一例)
資金の使い道
(1)人員体制の整備に必要な諸経費(専門相談員の人件費、育成費や交通費等)
(2)通信費、消耗品費(労働相談に対応するための電話代、ホットライン代、ファックス代、コピー代等)
(3)広報費(WEBサイト制作費・デザイン費・動画制作費等)
労働相談増加のための活動周知に必要なHPの改善や動画作成などのための広報費
(4)イベ