が許せば読んでみてください。
大学卒業と同時に一応は体操に区切りを打ち、役者業を初め、表立った結果もなく25の歳までアルバイトをしながら仮面ライダーを志す日々でした。
仕事への心得をご教授頂いた、洋食屋グリルビクトリヤのマスター
良い時も悪い時も常に応援してくださる先輩方
覚悟 〜役者から心機一転、日本代表になる決断〜
小さい頃からの夢を諦め、体操を自分の生業にしようと覚悟を決めたのは、役者での下積み時代、当時アルバイトでお世話になっていた第一線で活躍する洋食屋のマスター、先輩や仲間の姿を見て、仕事=自分を表現するもの という認識が頭の中に合ったから。その時に、自分の事を存分に表現出来ていたのは、役者をやっていた当時ではなく、体操をやっていた時だと改めて再認識しました。その経験から、小さい頃から(具体的には約20年間)思い続けた夢に終止符を打つ決断をしました。
そして、体操を続ける決断をします。続けるからには、一流の選手になろうと覚悟を決め、タンブリング競技の強豪国デンマークの強豪チームへの留学を決めます。
(朝夕の新聞配達、洋食屋さん、体操指導、さらに英語学習、トレーニング含め当時睡眠時間3時間 留学資金を調達しました)
並々ならぬ思いでの挑戦です。
以下の映像は、体操を始めた当初、後ろに反り返るまでに半年間費やした男の成長記録です
デンマーク、また各国の一流選手との出会いの中で、必ず日本代表として、世界を相手に戦うという強い意志が芽生え、帰国後、日本代表選手が多く集まる静岡産業大学クラブへの所属を決め、現在に至ります。
2020年12月 デンマークにて
2016年12月 演技発表会にて共演(日体大徒手体操部×国士舘大学男子新体操部)
今後のビジョン、そして夢
2022年7月に日本代表選考会があります。この選考会を通過できれば日本代表権獲得です。そして、その年の11月には世界選手権が開催されます。メダル獲得と言いたい所ですが、現実点で身の丈に合った目標を正直に公言すると、予選を勝ち上がった8人が進むことのできる「決勝戦に出場する」ことです。もちろん競技を続けていく限りメダル獲得が目標です。さらにもう一つ、自分には夢があります。
世界一のサーカス集団シルク・ドゥ・ソレイユのタンブリング競技のアーティストのメンバーとして世界の仲間と世界中を渡り歩くことです。幼い頃から、世界を股にかけて仕事をしたいと考えていました。大学時代経験させて頂いた、1万人近くの観客の前での演技、そして演技終了後の拍手喝采、スタンディングオベーションが忘れられません。夢の、そして競技を続けている原点です。
2016年7月 イタリアにて
ここまでお読み頂きありがとうございます。
個人が自由に情報を発信できるようになった時代だからこそ、自分のストーリーを多くの人に知って頂きたい。物語の新たなストーリーを皆さまのご協力のもと、共に作り上げたいです。まだまだ未熟な僕をご支援頂けたら嬉しく思います。
※1タンブリング競技
細かなルールはさて置き、簡潔に述べると、バネの入った25mの床の上で8回の連続した技の演技を2回、異なる構成で行い、その中で技の難度、スピードなどを競う競技です。オリンピックの体操競技では見られないような人間離れした技も魅力の一つです。(オリンピック種目ではない)さらには、陸上競技のように一発勝負の競技です