ようになりました。
正面のカードポケットの収納枚数は3枚に減りましたが、その分ポケットの横幅が3mm短くなったことで、よりコンパクトになりました。
■改良POINT② 背面にカードポケットを追加
【 厚さはそのままで背面にカードポケットを追加 】
背面に交通系ICカードを入れたいとのご要望が多く、背面にカードポケットを追加で取り付けるも財布自体が厚くなってしまいました。
そこで、ホックの位置やカードポケットのマチの幅をミリ単位で調整した結果、収納したカードとホックが干渉しない構造となり、「 aioa 」と同じ1.5cmという薄型でありながら背面にカードポケットを取り付けることができました。
正面ポケットにはクレジットカード、免許証など日々の生活に使うカードを収納し、背面ポケットにはあまり出し入れをしない交通系ICカードを収納するのがお勧めです。
■改良POINT③ ホックの閉じやすさが格段にアップ
「 aioa 」のご支援者様から、「 ホックを狙って閉めないと閉めにくい 」というご意見をいただきました。
そこで財布の有(曲がる部分)の遊びをできるだけゼロに近づけるように改良しました。
また、ホックの位置が外側にある方が閉めやすいことが判明した為、ホックの位置を3mm外側に改良しました。
その結果、ホックが格段に閉じやすくなりました。
■改良POINT④ お札の取り出しやすさがアップ
かぶせの形状を四角形から三角形に変更する事で、お札を挟み込む部分が減り、お札の取り出しやすさがアップしました。
■改良POINT⑤ 小銭こぼれのリスクを軽減
小銭入れのマチの開き具合を使いやすい角度に調整していた際に、小銭がこぼれてしまうトラブルが起きてしまいました。
そこで、マチの横にある隙間部分を埋めるように改良することで、使いやすい角度を維持しながらも小銭がこぼれない独自の構造に辿りつきました。
「 aioa 」と比べるとマチのパーツが3倍にもなる複雑な構造になりましたが、小銭が取り出しやすく、かつ、こぼれにくくなりました。
■改良POINT⑥ デザイン性の向上
【 上品なテイストのヘリ返し 】
全体的な仕上げは、革の断面が露出しないヘリ返しで仕上げています。
革の強度を残しつつ折れるギリギリの厚さを見極めながら薄くし、折り返します。手間を惜しまず作業することで上品で丈夫な断面ができます。
【高級感あふれる挽物ホックを使用】
【 カードポケット下部もヘリ返しによる仕立て 】
「aioa」のカードポケット下部はヘリ返しによる仕上げをしていませんでしたが、「 aioa fit 」はカードポケット下部もヘリ返しによる仕上げを行い、すべての箇所をヘリ返しで仕上げることができました。
【 細部にもこだわったデザイン 】「 aioa 」は四角い形状をしていましたが、「aioa fit」は、上蓋側に緩やかな曲線を取り入れデザイン性をアップさせました。
背面には「 aioa 」のブランドロゴとMADE IN JAPANの刻印を押しました。
■ようやくたどり着いたカタチ
「 aioa 」から改良をするにあたり、はじめはカードポケットの枚数を減らしつつ、背面ポケットを付けることから始めました。
改良を重ねていくうちになんとなくの形にはなったのですが、細かな仕様にも手をつけていくと、最終的に10個以上の試作品を作っていました。
「aioa」からの試作品を合わせると40個以上もの数になります。
いずれの作業も数mm単位での仕様変更となり、何度も作って