お客様に恩返しするためコロナ禍を乗り切りたい。渋谷の中華「悟空」の挑戦。

お客様に恩返しするためコロナ禍を乗り切りたい。渋谷の中華「悟空」の挑戦。
リピーター率90%。一度訪れたら癖になる渋谷の中華「悟空」は味、サービスともにピカイチ。「コロナでこのお店を失いたくない!」という常連様の声に後押しされ、クラウドファンディングにチャレンジ。人気のオーダーバイキングコースや、ランチ回数券、周年記念Tシャツなど多彩な特典を用意。

本的にすべて手作り。
また、痺れる辛さを生む花椒は、本場中国から一級品のものを取り寄せています。

味わいは現地で食べるものに近い仕上がりになっていて、ひと口目はまず甘さを感じ、食べ進めるうち次第にピリピリとした辛さを感じるのが特徴。

ひと口、またひと口、と食べ進めるうち止まらなくなって、気がついたら完食していた、というお客様も少なくありません。

焼き餃子も当店の人気商品。
もちもちの皮とジューシーな肉あんのバランスは試行錯誤した逸品。
そのおかげか「今まで食べたどの餃子よりも、悟空の餃子が最高」とおっしゃる常連さんも。

そのほか、エビチリ、焼き立て北京ダックなどもご用意。
高級中華料理店なら一皿2,000円以上かかるようなお料理も、当店なら驚きの価格でお楽しみいただけます。

一体、なぜ、これだけの本格中華を、こんなにリーズナブルにお出しできるのか。

それは、価格と質のバランスを考慮して素材を吟味し、きちんと時間をかけて手作りしているから。「ときどきしか食べられない高価で贅沢な中華料理」よりも、「毎日でも食べられる価格で、本当においしい中華料理」。

それが、当店の料理の基本です。
常連客と店が一体となって、作り上げてきた悟空。店内の至るところに店の歴史が垣間見える

当店のリピーター率は90%。
これが、悟空の一番の自慢であり、一番の紹介文だと思います。

一度当店にいらしたお客様が、なぜ、再び足を運ばれるのか。
それにはいろいろな理由があるのかもしれませんが、よくお客様におっしゃっていただくのは「居心地の良さ」です。

お客様がメニューをご相談されている時の会話もちょっとだけ小耳に挟みながら、オーダーを取りに伺う時、御希望にあいそうな料理をご提案してみるとか。
前回いらしたときの味の好みを覚えていて、今回同じ料理を注文したときにもちょっとだけアレンジを加えてみるとか。
そんな小さなことに、喜んでくださるお客様も少なくありません。

開店して16年。
店のなかにある飾りやインテリア、内装は、ほとんどお客様の手によるもの。

特に、店内の飾りはすべて常連さんからのいただきもので、私たちが自分で用意したものはひとつもありません。
「旅行に出かけて、悟空の店内に合いそうなものがあったから買ってきたよ」
そんなふうに、いつどこにいらしても、悟空のことを思い出してくれるお客様には、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。

現在はコロナの影響で、店を訪れるお客様も減少してしまいましたが、状況が落ち着いたら、これまでのにぎわいを取り戻したい。

その日のために、私たちは今も店をあけ、新作の料理を考えたり、室内をきれいにしたり、お客様をお迎えする準備をしています。
最後に

はじめまして。
店主の足立と申します。
20歳の時に料理の世界に入り、長年、高級中華の店で修行を重ねてきました。
その私が、もっとカジュアルで“町場の食堂”のような店を作りたい、と思ったのには理由があります。

それは、高級中華の店で働いていた時のこと。
ある晩、ご高齢のご夫婦が来店され、コース料理を注文されました。
コースはメイン料理のあとにチャーハンをお出しする、という流れだったのですが、メイン料理をお運びした時、ご夫婦は「チャーハンはいらないので、このお料理に合わせて白いご飯が食べたい」とおっしゃいました。
チャーハンの主な材料は白いご飯です。もちろん私達スタッフも賄いで白米が食べられます。

問題はないだろうと確信しつつも、早速料理長に確認しましたが、まさかの返答はノー。